最新記事
- アルピーヌとHRC/ホンダ、コストキャップ規...
- パドック裏話:元タイトルスポンサーのウラル...
- 苦戦するレッドブルF1。代表は「自分たちが自...
- ルーキー向けのオフシーズン・レース開催案を...
- 引退も検討していたニューウェイがアストンマ...
- ニューウェイ加入はF1復帰以来の重要な出来事...
- ドライバーの次は優秀な技術者を育成へ。ウイ...
- 2024年F1第17戦アゼルバイジャンGP TV放送&...
- ザウバー/アウディはボルトレートと交渉。契...
- ウィートリーのアウディ移籍は“損失”とマルコ...
- 松田次生のF1目線:レッドブルが失速している...
- 勝利への野望を抱くアストンマーティンF1が大...
ペレスの苦戦はバランス特性が一因か。レッドブルはRB20の最適化に注力、ふたりのニーズの違いにはセットアップで対応
2024年8月19日
レッドブルF1は、2024年型マシン『RB20』を両ドライバーに向けて最適化する取り組みを強化していると述べている。それによりセルジオ・ペレスが最近の苦境から脱するよう支援することを目指し、最終的にチーム全体のパフォーマンスを向上させるという。
マックス・フェルスタッペンがレッドブルのマシンから最大限のパフォーマンスを引き出している一方で、ペレスはチームメイトのペースに一貫して追いつくという課題に直面している。フェルスタッペンはドライバーズ選手権で余裕を持ってリードを保っているが、一方のペレスは大幅な不振に陥っているため、レッドブルはコンストラクターズ選手権で2位のマクラーレンに対し42ポイントのアドバンテージしか保持できていない。
それにもかかわらず、レッドブルの上層部はシーズン後半にペレスを交代させるのではなく、ペレスをサポートすることを選択した。チームは現在、ペレスとフェルスタッペンの両方に適したマシンを開発することに注力している。テクニカルディレクターのピエール・ワシェによると、それが全体的なマシンの速さにつながると考えているという。
「我々が求めているのは最速のマシンだが、ドライバーが使えるものにすることが主な目標となっている」とワシェは説明した。
「チェコ(ペレスの愛称)が使えるようにマシンを速くすれば、両方のドライバーがマシンの能力を最大限に引き出すことができるようになる」
ワシェは、ドライビングスタイルの潜在的な違いを認識しつつも、このマシン開発は両方のドライバーに応じて行うべきだと強調した。
「両方のドライバーが異なるニーズや好みを持っていたとしても、マシンは依然として非常に似たものになる。基本的には同じだ。確かにドライビングスタイルに違いはあるかもしれないが、そのためにマシン開発を利用するつもりはない。マシンのセットアップを使うだろう」
ペレスを支援するために、レッドブルは彼のパフォーマンスを分析して改善すべき具体的な領域を特定してきたが、ワシェはシミュレーションでマシンの動作を正確に再現することが課題となっていたことを認めた。
「いくつか傾向を見出そうとしているが、それらを浮かび上がらせることは非常に難しい。なぜなら昨年も彼は苦戦していたときがあったので、見つけ出すのが困難だからだ」
「我々が抱えている主な問題は、シミュレーションでマシンやあらゆることを再現しようとすることにある。しかし、それはすべての条件におけるマシンの挙動を正確にシミュレートするということではない」
「タイヤとの相互作用は、ベストを尽くしても再現するのは非常に難しい。これらの領域を改善することは、プロセスの重要な部分だ」
ペレスの苦戦の一部は、現在のグラウンドエフェクトカーのレギュレーション下で一部のチームが直面している課題である、マシンのバランス特性に起因しているとワシェは考えている。
「それはこの種のレギュレーションではリスクになる」
「他のチームでも見られていることだ。たとえばメルセデスは、過去数年間にわたり、バランスが彼らにとって大きな問題だったと言っている。マクラーレンでさえ、今シーズンの初めにその問題を抱えていた」
「これらのマシンとのバランスを取るのはかなりトリッキーだ。なぜなら、機械的にバランスを取り戻せないマシンの特定の部分にダウンフォースを発生させても、その効果を利用するのが難しくなるからだ」
レッドブルはRB20の改良を続けており、その取り組みによってペレスとフェルスタッペンがシーズン後半に最大限のパフォーマンスを発揮し、選手権におけるチームの首位の座を確保することが期待されている。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
関連ニュース
8/30(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
8/31(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/1(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 303 |
2位 | ランド・ノリス | 241 |
3位 | シャルル・ルクレール | 217 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 197 |
5位 | カルロス・サインツ | 184 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 164 |
7位 | セルジオ・ペレス | 143 |
8位 | ジョージ・ラッセル | 128 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 50 |
10位 | ランス・ストロール | 24 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 446 |
2位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 438 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 407 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 292 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 74 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 28 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第16戦 | イタリアGP | 9/1 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/15 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |