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フェラーリは2台全滅。ルクレールにはPUトラブル、サインツはクラッシュでアルボンに謝罪/F1カナダGP

2024年6月11日

 2024年F1カナダGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツはリタイアに終わった。ルクレールはパワーユニット(PU)の問題に見舞われ、ペースが大幅に低下。フレデリック・バスール代表は「エンジンに問題を抱え、15周にわたり約80馬力を失っていた」と述べている。


 フェラーリはルクレールに関して、路面が濡れているなかでハードタイヤを履かせるというギャンブルを行い、この際、問題解決のためにマシンのリセットも行った。しかし、ハードタイヤ装着は失敗に終わり、ルクレールはすぐにインターミディエイトに交換しなければならず、1周遅れの最下位となったため、その後、チームはリタイアを決めた。


 サインツはバルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)にヒットしてフロントウイングにダメージを負った後、スピンしてアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)に衝突。サインツはピットに戻ることができたが、そのままリタイアとなった。


 フェラーリは、この日について「忘れてしまいたいレース」であると述べている。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2024年F1第9戦カナダGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)


■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア(40周/70周)
11番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ハード→インターミディエイト


 エンジンに問題が起きて、僕のレースは損なわれた。今日はそれに尽きる。他のクルマと比べて、かなりラップタイムが落ちていたから、誰よりも早くスリックに履き替えるギャンブルをした。ポイント圏内でフィニッシュするには、そこに賭けるしかないと考えたからだ。失うものは何もなかったし、それに関して後悔はしていない。


 これは手痛い打撃だ。2台とも完走できずノーポイントで終わったことは、チームにとって大きな損失を意味する。問題の原因を調べ上げて、二度と同じことが起きないようにしないといけない。

カルロス・サインツ(フェラーリ)
2024年F1第9戦カナダGP カルロス・サインツ(フェラーリ)


■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア(52周/70周)
12番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ミディアム


 チームにとって、早く忘れたいレースになった。週末を通じてグリップ不足とハンドリングの問題に悩まされていたから、厳しい戦いになることは分かっていたんだ。レース中もずっと綱渡りのようなドライビングを強いられていた。そして、何とかオーバーテイクを成功させようとDRSトレインの中でプッシュしていた時に、縁石に乗ったところでミスをしてしまった。チームとアレックス(・アルボン)に謝りたい。


 この週末に何が起きていたのかを理解して、今後のレースでまた同じような状況に陥らないようにするために、次のスペインへ向かう前にやるべきことがある。気持ちを切り替えて前に進みたい。



(autosport web)




レース

6/28(金) フリー走行 19:30〜20:30
スプリント予選 23:30〜24:14
6/29(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
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