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【角田裕毅F1第5戦展望】走行後の無線が物語ったグリップ不足。FP1からバランスに苦労、持ち込みセットアップが問題か
2024年4月19日
初めての春開催となったF1日本GPで、10位入賞を果たした角田裕毅(RB)。あれから約2週間、第5戦中国GPが開催されている上海で、角田は「今年の鈴鹿は特別なプレッシャーがあった」と3度目の母国グランプリを振り返った。
「昨年まではそれほどプレッシャーを感じなかったのに、今年は結構、感じていました。特にオーストラリアで入賞して帰国したので、今年はみんなもっと期待しているのを感じました。観衆やファンだけでなく、自分の周りの人たちに対する責任感もより大きかったんだと思います。それでも、ホームの観衆の前でレースするのはとてもエキサイティングでもありました。いろんな感情が入り混じっていましたが、最終的に多くのサポートがあって、僕もエネルギーをもらったし、入賞することができました。やっぱり母国グランプリは楽しいです」
そんな角田にとって、中国GPは初めてのレースとなる。
「中国・上海でのレースをとても楽しみにしています」
グランプリ前日に角田はそう語っていたが、グランプリ初日の金曜日に、角田には中国GPを楽しむ余裕はなかった。なぜなら、中国GPは2019年以来、5年ぶりの開催であるだけでなく、今シーズン初めて行われるスプリント・フォーマットで週末のスケジュールが進行するからだ。
今年はスプリント・フォーマットが変更された。金曜日にフリー走行1回目とスプリント予選を行い、土曜日にスプリント(レース)と日曜日のグリッドを決める公式予選を実施。日曜日は従来通り決勝レースのみが行われる。
中国GPが開幕する前、角田は「スプリント・フォーマットは簡単ではないです。特に僕はここでレースするのは初めてなので」と語っていたものの、同時にこうも語っていた。
「チームはここ数戦いいパフォーマンスを披露し続けているし、クルマもいいから、楽観的な気分です。セットアップに関しては、僕にはここでの走行経験がまったくないので、完全にエンジニアに頼っています。それから、ダニエル(・リカルド)もです。ダニエルはここで勝ったことがあるから、彼の経験も僕にとって助けになるはずです」
しかし、初日に行われたスプリント予選で、角田は19番手に終わり、SQ1で敗退した。
「すでにフリー走行1回目からバランスがおかしくて、グリップが全然なかったんです。可能な限り、セットアップを見直してスプリント予選に臨んだんですけど、グリップ不足は改善されず、本当に難しいアタックを強いられました。こんなに苦労したのは、今シーズン初めてです」
いかに難しかったのかは、スプリント予選で19番手に終わった直後の角田の無線が物語っている。
「グリップ力はゼロだった」
5年ぶりとなった今年の中国GPは、F1チームにとって事前に行うシミュレーションの設定が難しいイベントとなった。しかも、フリー走行は金曜日の1回しかないため、イニシャルセットアップの精度がとても大切になる。角田の19番手、リカルドの14番手という結果を見る限り、今回のRBはこのイニシャルセットアップが大きくハズレていた可能性が高い。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 393 |
2位 | ランド・ノリス | 331 |
3位 | シャルル・ルクレール | 307 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 262 |
5位 | カルロス・サインツ | 244 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 192 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 190 |
8位 | セルジオ・ペレス | 151 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 593 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 557 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 544 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 382 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 44 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |