F速

  • 会員登録
  • ログイン

メルセデスF1のマシンは昨年よりもダウンフォースが増加。一方で「引き出せるはずのタイムを引き出せていない」と代表

2024年4月10日

 メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウォルフは、今年のマシンは昨年よりもダウンフォースが増えているものの、そこから引き出せるはずのラップタイムを引き出せていないと明かした。


 F1第4戦日本GPにおけるメルセデスの週末は、またしても感情のジェットコースターのようなものだったが、チームにとっては可能な限り最高の結果に終わった。2022年の初頭以来初めて、ルイス・ハミルトンはFP2の終わりに興奮でポジティブに沸き立っており、「素晴らしいセッション、本当によいセッションだった。今年最高のセッションで、今年これまででマシンの感触が最高のセッションだった」と説明した。


「本当にポジティブで、とても興奮している。ここはすべてのドライバーがドライブしたがるコースだ。この数年は本当にバランスが難しかった。本当に難しいマシンで、難しいバランスでここを走ってきた。ここ数戦の困難を考えると、この1週間で素晴らしい仕事が行われた。さらに少しスイートスポットに入ってスタートしたようだ。だからそれ以来、何も変えていない」

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2024年F1第4戦日本GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)


 ところが日曜日のレースでは、ラッセルは最終ラップの終わりにオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を抜いて7位になり、ハミルトンはなんとか9位につけるにとどまったため、メルセデスのエリアには多くの困惑した顔が見られ、ウォルフは何が問題なのか説明するのに途方に暮れていた。解決策はあるかと尋ねられたウォルフは、「リヤタイヤをフロントに、フロントタイヤをリヤにすることだろうか」と冗談めかして語り、何が問題なのかを説明しようとした。


「このマシンは、空力バランスとメカニカルバランスの観点から非常に複雑で、このふたつを相関させる必要がある」


 メルセデスは2022年の初頭以来、突破口を見つけたと信じ続けているが、その後に以前の状態に戻ってしまっている。ウォルフは次のように認めた。


「ここ数年、我々はある一定の軌跡をたどり、堂々巡りを続けてきたが、『よし、ここで何か違うことをやろう』というところまで来ている。なぜならメルボルンの特定のコーナーで、センサーとプレッシャータブでダウンフォースを測定すると、昨年よりも70ポイント多いダウンフォースがあることが分かったからだ。しかしラップタイムでは時速1kmも速くないので、意味をなさない。では、どこに限界があるのだろうか? 我々が気づいていない制限があるか理解するために、いくつかの作業をしたいと考えていたと思う。私はそれがあると思う」


 明らかに計測値はラップタイムの改善と一致しておらず、ウォルフは「それがまさに私の言っていることだ」と認めている。


「この2年間で見てきたことは、我々が思っているよりも多くのダウンフォースがあるはずだということを示唆している。そして今、測定してみるとダウンフォースがある。我々は、そこから引き出せるはずのラップタイムを引き出すことができていないことを、シミュレーションが示している」

トト・ウォルフ代表(メルセデス)
2024年F1第4戦日本GP トト・ウォルフ代表(メルセデス)



(Grandprix.com)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/19(土) フリー走行3回目 22:30〜23:30
予選 26:00〜
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号