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シンガポールGP主催側との汚職事件で閣僚が起訴。今後のF1開催契約に政府は“疑問なし”

2024年1月21日

 シンガポールの汚職捜査当局は1月18日、同国のスブラマニアム・イスワラン元運輸相を収賄の罪で起訴したと発表した。また、イスワラン氏はすでに大臣の職を辞任しているが、この汚職事件についてはF1シンガポールGPのプロモーターである不動産王オン・ベンセン氏が関与していることも明らかになった。
 
 半年前に事件が公になって以来、イスワランは自らの身の潔白を訴えたが、便宜提供の見返りとして謝礼を得た罪で正式に起訴されたため、閣僚の職を辞めざるを得なくなった。


 シンガポールでは汚職事件の対策に力を入れており、汚職捜査の専門機関が配備されているほか、実業家からの誘惑を断ち切れるよう、政治家には非常に高い報酬が支払われている。同国は汚職の極めて少ない国として知られているだけに、この事件は国内外から大きな注目を集めた。
 
 F1シンガポールGPの主催者は、ホテルやリゾートの建設・管理を主な事業分野としている。不動産王として知られるオン・ベンセンは、彼のビジネスベンチャーを促進するために、少なくとも16万シンガポールドル(約1700万円)を超える額の“贈り物”をしたとみられている。


 2023年7月、イスラワンとオン・ベン・センはマリーナ・ベイでのレース直前に一時的に逮捕されたが、両名ともすぐに釈放された。後者は国外への渡航も許可され、F1イベントに間に合うように帰国したが、その後パスポートを地元当局に引き渡した。
 
 現時点で起訴されたのは計27の嫌疑がかけられている元運輸相だけだが、この国でF1レースを開催するプロモーターのベンセンも、便宜を図ってもらう目的で大臣に高価な贈り物を渡した汚職犯として罪に問われることはほぼ確実とみられている。
 
 この件に関するベンセンの状況については今のところ明らかにされていないが、シンガポール運輸省はイスワランの辞任後「(F1開催に関する)すべての契約条件は、政府によって慎重に検討された。また、独立したコンサルタントによる調査が行われた」と声明を発表している。すなわち、シンガポールとF1の契約に疑いはないということだが、不動産王も正式に起訴されれば、2028年まで開催契約が残る当該グランプリのプロモーターを変更しなければならない可能性が高いと考えられる。



(Grandprix.com)


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