F1のドメニカリCEO、2024年シーズンは接戦が繰り広げられると予想「来年は大きな違いが見られるだろう」
2023年12月1日
F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、マックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシングが他を圧倒したを2023年シーズンを終えて、2024年シーズンのチャンピオンシップ争いは接戦となるだろうと語った。
フェルスタッペンは、6戦を残した第18戦カタールGPで自身3回目のドライバーズタイトルを獲得し、最終的に575ポイントを獲得。一方、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に大きく差をつけ、ドライバーズランキング2位となったチームメイトのセルジオ・ペレスの獲得ポイントは285ポイントだった。
チームタイトルに関してはさらに早く、第18戦日本GP終了時点でレッドブルがコンストラクターズタイトルを手にした。レッドブルは最終的にチームランキングで合計860ポイントを獲得したが、直近のライバルであるメルセデスと比べるとその獲得ポイントは2倍以上だ。
2023年のレッドブルがあまりにも圧倒的かつ優位にあったため、もっと接戦が繰り広げられるようにFIA国際自動車連盟とF1が介入して対応をすべきだという声が出てきた。
しかしドメニカリはそうした呼びかけに抵抗し、2024年シーズンはもっと接戦になると予想していると述べている。また、チームはシーズン中に実際に急速に進歩できるとして、マクラーレンを例に挙げた。
「スポーツの面に関しては、マックスに祝意を伝えたい。成熟度の基準の観点から、レッドブルは印象的だった。すべてのチームの目標は、エンジニアリングのレベル、能力のレベル、改善の能力を示すことだと私は確信している」と、ドメニカリはアブダビGPの最中、『Sky Sports F1』に語った。
2021年まではメルセデスが主導権を握っていたが、予算制限やマシンのグラウンドエフェクト化を含む新レギュレーションが施行されたことで、パワーバランスはレッドブルにとって有利な方へ変化した。
エイドリアン・ニューウェイの設計による、レッドブルのマシンのパフォーマンスに匹敵するチームは他にはなかった。しかしアストンマーティンは、2023年開幕前に驚異的な進歩を達成し、2023年シーズン序盤にトップ集団の一員として頭角を現した。
マクラーレンはスタートは不振だったが、オーストリアで新たなアップデートを投入して以降、シーズン後半ではレース優勝を争う真の勢力になった。そして終盤のレースでは、アルファタウリのパフォーマンスも大幅に向上した。
「予算制限のせいでマシン開発ができないと言う評論家には、それが正しくないことをマクラーレンが証明していると言っておこう」とドメニカリは語った。
2026年にパワーユニット・レギュレーションの大幅な刷新が実施されることを考えると、ドメニカリは2023年シーズンのレッドブルの圧倒ぶりを理由とし、暫定的な措置を取る意味はないと考えている。
「非常に重要な2年間がある。おそらくパワーユニットなどの新たなバランスに関する変化が起きるからだ」と、ドメニカリは主張した。
そしてドメニカリは、これまでにレッドブルが最強のパフォーマンスを見せたものの、他のチームはすでに非常に近いところまで追いついていると付け加えた。
「予選を見ると、20台のマシンの差は1秒を切っている。つまり予選は非常に接戦だ」と、ドメニカリはアブダビGPでの予選結果を指して口にする。
「もちろん、レースペースに違いはあるが、2024年はこの点に関しても大きな違いが見られるだろうと考えている」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


