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【F1イタリアGP予選の要点】“学習能力の高さ”を発揮。初日に指摘されたタイムロスを取り返した新人ローソン
2023年9月3日
リアム・ローソン(アルファタウリ)がF1デビュー2戦目にして、新人らしからぬ速さを見せた。
先週のオランダGPでダニエル・リカルドが左手骨折の重傷を負い、代役に抜擢されたローソン。ウェット路面の2日目FP3からのいきなりの走行となり、インターミディエイトタイヤでの予選はさすがに最下位に終わった。しかし断続的に雨の降る決勝レースでは、ペナルティで順位を落とした角田裕毅をしのぐ13位完走を果たした。
そして2戦目となる今週末のイタリアGPの予選では、角田に0.167秒差まで迫るタイムで初のQ2進出。12番グリッドを獲得した。
ローソンの一番の強みは、「学習能力の高さ」であろう。その資質が垣間見えたのが、初日フリー走行での担当エンジニアとの無線のやりとりだった。FP1でのローソンは、9番手角田にコンマ5秒以上の大差をつけられての13番手。3つの区間タイムすべてで、角田より遅かった。
担当エンジニアのピエール・アムランは、「特にターン1とターン8のタイムロスが大きい」と、ローソンに告げていた。ターン1は最終コーナーから全開で立ち上がって時速300km超の最高速からのフルブレーキング地点。そしてターン8も同じく裏ストレートからのフルブレーキングで、ここを失敗するとアスカリ高速シケインで挙動を乱し、大きくタイムロスしてしまう。初日のローソンはこのふたつのコーナーで、角田にコンマ1〜2秒引き離されていた。
それが2日目のフリー走行では、ターン1を含むセクター1は同タイム、アスカリシケインからのセクター3も0.054秒差まで詰め、角田を1000分の1秒凌いで12番手につけた。
そして予選Q2では、セクター1、3はいずれも角田を凌ぐ区間タイムを叩き出した。しかしセクター2でコンマ2秒及ばず。これはすぐ前を走っていたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がコースオフし、コース上にグラベルが散乱したことによるタイムロスと思われる。
これがなかったら、コンマ17秒差の10番手ランド・ノリス(マクラーレン)を抜いてQ3に進めていたかどうか。そこは正直微妙なところだ。区間タイムのまとめ方にしても、まだ角田に劣っている。とはいえ新人ローソンが、確かな進化を示し続けていることは間違いない。
(取材・文 柴田久仁夫)
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9/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

