最新記事
- F1、ポルトガルGPのカレンダー復帰を発表。2...
- 後半戦に固まりがちな若手起用。平川のスムー...
- ルイ・ヴィトンがF1モナコGPのタイトルスポン...
- 2025年は「だいぶF1という世界に慣れた」1年...
- ホンダのF1初優勝60周年を記念した特別仕様の...
- 失格、戦略ミスを経て、最終戦決着へ。極限の...
- 2026年F1参戦のアウディ、正式チーム名とロゴ...
- マルコの後任候補として名前の挙がるベッテル...
- 2026年のF2に参戦するマリ・ボヤのアストンマ...
- 7度のF1王者シューマッハーの元マネージャー...
- 恒例の日本レース写真家協会報道写真展『COMP...
- 大きく外したレースのなかった2025年。最終戦...
F1第12戦木曜会見:テストで自信を取り戻したリカルド。復帰には楽観的な姿勢「その自信を糧に少しずつやっていく」
2023年7月21日
2023年F1第12戦ハンガリーGPの一番の話題は、なんといってもダニエル・リカルドのレース復帰だった。会見でのリカルドは、かなりリラックスした雰囲気。そして同席した他のドライバーたちは、リカルドがこれからどんなパフォーマンスを発揮するのか、興味津々のようだった。
Q:レース復帰は、思ったより早かった印象ですか?
リカルド:そうだね。まさかブダペストで復帰するとは、思っていなかった。この1年は、オフになると思っていたしね。でもそのおかげで燃料を補給し、活力を得ることができた。それに今年レッドブル・ファミリーに戻ったことで、幼い頃から慣れ親しんだチームの一員であったことや、昔の気持ちとか、いろんなことがよみがえってきた。その意味では、それほど驚くことはないかもしれない
Q:この6カ月間休んでいて、一番クールだったことは?
リカルド:数日おきに飛行機に乗らなくて済んだこと。これは、ちょっとした贅沢だったね。家で過ごす時間が少し増えたり、友人と一緒に何かできるようになったのはよかった。とてもクールな時間だったよ。でももちろん、こうして戻ってこれて幸せなのも確かだよ
Q:先週のピレリテストでレッドブルを走らせて、すぐに速さを披露したそうですね。
リカルド:テストはとても楽しかった。F1マシンの運転が、本当に僕が望んでいることなのか。それを確認する必要があった。そしてすぐに、その流れに乗ることができたよ
Q:アルファタウリには、どんな期待を寄せていますか?
リカルド:まったく違うクルマだし、まったく違うチャレンジになる。でもあまり深く考えずに、とにかく運転して、一歩一歩前進していきたいね
およそ3シーズン、チームメイトだったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、そして去年までレッドブルファミリーの一員だったピエール・ガスリー(現アルピーヌ)は、リカルドの復帰をどう感じているのだろう。
Q:かつてのチームメートが戻ってきたこと、一方で同じオランダ人で友人でもあるニック・デ・フリースが去ったことについての思いは?
フェルスタッペン:ダニエルとは先週、すでにかなり話したんだ。RB19をテストしたあとで、すごく興奮していたね。復帰を楽しみにしているのも、よくわかった。もちろんダニエルが再びファミリーの一員になれたのは、素晴らしいことだ。その一方で、僕はニックの親友でもあるから、彼がいなくなるのは悲しい。でも残念ながら、それがこの世界の仕組みでもある。ドライバーの間に険悪な感情はないと思う。それに他にも、チャンスはたくさんある。レースはF1だけじゃない。前に進むしかないんだ
Q:ピエール、あなたはどう感じてますか。
ガスリー:僕も先週初めに、ダニエルと少し話した。ニックともね。ダニエルがグリッドに戻ってきたのは素晴らしいことだし、このチャンスをどう活かしていくのかすごく興味深い。ニックがいなくなるのは寂しいけど、マックスが言ったように彼にもチャンスはたくさんあるはずだ
今季のアルファタウリは、かなりの不振に沈んでいる。そのことへの不安も、リカルドは当然持っていることだろう。しかしリカルドは、「楽観的に考えている」という。
Q:当時はトロロッソと呼ばれた古巣からの復帰については、どう思っていますか。
リカルド:楽観的に考えているよ。先週ファクトリーを訪れたんだけど、この10年間で施設は大きく変わっていた。ほとんど新しいチームというか、新鮮な環境のように感じたくらいさ。一方で、懐かしさもある。でも僕も変わったし、お互いに進化した気がする。僕の場合、しばらくレースから離れたことで、物事の見方を変える必要があった。その結果、「ああ、ここでまた苦労するんだろうな。イライラするな」とか、そんな考えから離れられるようになったんだ。ただ、楽しもうと思っている。もちろんやるべきことは多いだろうし、この週末ですべての問題を解決するつもりはない。今は週末の流れに戻ることだけを考えているよ。一方で先週、最高のクルマを運転できて、それが自信につながった。その自信を糧に、少しずつやっていくよ。世界に対して、過剰に期待しすぎないように、ゆっくりとね
Q:アルファタウリのマシンに関しては、かなり手こずる恐れもあるのでは?
リカルド:心配はしていない。でも簡単じゃないのも、確かだろうね。おそらく毎週末、しっかり作業をしなければならないクルマになると思う。でもことさら悲観的になったり、あれこれ心配したり、クルマが自分に合わないとか、そういうことは考えたくない。今はただハングリーで、行く準備ができている状態だ。そして(復帰することに)すごく興奮しているよ
最後にもう一度、フェルスタッペンにこんな質問が投げられた。
Q:ダニエルはレッドブルに最終的に復帰することが、夢のシナリオだと言いました。そしてクリスチャン・ホーナー代表は、2025年のシートへ向けた可能性のひとつとコメントしています。あなたはリカルドと再び組むことに、前向きですか?
フェルスタッペン:僕たちはとても仲がいい。そしてダニエルが今いる場所でうまくやれば、また上に行くチャンスもある。だからすべてはオープンだよ
アルファタウリでこれからどれだけの走りを披露し、どれだけの結果を残せるか。そこにドライバー人生を賭けているのはリカルドだけでなく、角田裕毅も同様だ。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
関連ニュース
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


