F速

  • 会員登録
  • ログイン

【F1イギリスGP予選の要点】大幅アップデートの効果を実感したマクラーレン。MCL60向きのコースで2、3番手を獲得

2023年7月9日

 2023年F1第11戦イギリスGPの予選は、小雨も止み、ハーフウエットから徐々に乾いていく路面コンディション。しかしいつ雨が降ってもおかしくない。そんな難しい状況でも、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は盤石の安定感で今季7度目のポールポジションを獲得した。


 と、ここまでは今シーズン見慣れた光景だったが、その背後はかなり清新な顔ぶれとなった。マクラーレンのランド・ノリス、オスカー・ピアストリが、2、3番グリッドを獲得したのだ。


 ふたりは予選3回のセッションで、終始フェラーリやメルセデス、アストンマーティンを凌ぐ速さを見せ続けた。Q1ではノリスが最速。Q2はピアストリが首位フェルスタッペンのコンマ143秒差に迫る2番手、ノリスも3番手につけた。


 そしてほぼドライ路面となり、DRSも使用可能となったQ3最後のアタックで、ノリスがフロントロウを獲得。「まるでロケットみたいに速かった」とマシンの速さを絶賛したピアストリも、自己最高の3番グリッドを確定した。

ランド・ノリス&オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2023年F1第11戦イギリスGP 予選2番手のランド・ノリス&3番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)


 では今回のマクラーレンの速さは、どう評価すべきだろう。前戦オーストリアで投入した大幅アップグレードが、戦闘力アップに貢献したのか。それともシルバーストンのコース特性が、単にマクラーレン向きだったのか。


「おそらく、その両方だと思う」と、ノリスは言う。


「高速区間が僕らの強みのひとつだし、一方で改良の効果も確かに出ている。ただ弱点が完全に克服されたかといえば、全然そんなことはない」


 ノリスは具体的に言及しなかったが、MCL60の大きな弱点はふたつ。まず比較的グリップの低い路面での、特に低速コーナーでのブレーキング時の不安定な挙動だ。今季前半の市街地レースでの苦戦は、主にこれが原因だった。そしてノリスはこれらの弱点について、まだ完全に克服されていない印象を持っているようだ。

ランド・ノリス(マクラーレン)
2023年F1第11戦イギリスGP ランド・ノリス(マクラーレン)


 そしてもうひとつが、レースペースの遅さだ。スペインGPを3番、9番グリッドからスタートしたノリス、ピアストリが、レースは18位、13位に終わったのは、まさにこの弱点が露呈したからだった。


 ただし前戦オーストリアで一足早くアップグレードを入れたノリスは、レースペースの失速もなく、今季最高位の4位入賞を果たしている。今週末の初日FP2のロングランを見ても、ペースは悪くない。今回の予選一発の速さは、コース特性に助けられた面が大きかったのかもしれない。だとしてもオーストリアに続いて、ここでもレースペースの改善が確認できれば、マクラーレンにとっては直近のライバル、アルピーヌ追撃に向けての大きな武器になることは間違いない。



(取材・文 柴田久仁夫)


レース

3/13(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
3/14(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
3/15(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位ジョージ・ラッセル51
2位アンドレア・キミ・アントネッリ47
3位シャルル・ルクレール34
4位ルイス・ハミルトン33
5位オリバー・ベアマン17
6位ランド・ノリス15
7位ピエール・ガスリー9
8位マックス・フェルスタッペン8
9位リアム・ローソン8
10位アービッド・リンドブラッド4

チームランキング

※中国GP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム98
2位スクーデリア・フェラーリHP67
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム18
4位TGRハースF1チーム17
5位オラクル・レッドブル・レーシング12
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム12
7位BWTアルピーヌF1チーム19
8位アウディ・レボリュートF1チーム2
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム2
10位キャデラックF1チーム0

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第2戦中国GP 3/15
第3戦日本GP 3/29
第4戦マイアミGP 5/3
第5戦カナダGP 5/24
第6戦モナコGP 6/7
  • 最新刊
  • F速

    2026年4月号 Vol.2 シーズン開幕直前号