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F1カナダGP技術解説:アストンマーティンのアップデート(1)レッドブルにインスパイアされたアンダーカットデザイン
2023年6月24日
2023年F1第9戦カナダGPに、アストンマーティンが導入したマシンアップグレードを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察。AMR23の細部の画像を紹介するとともに、デザインの変化とその狙いを分析する。
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カナダGPでポール・トゥ・ウインを果たしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と2位フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)との差は、それまでのレースよりはるかに小さい、わずか9秒余りだった。アストンマーティンがカナダGPに投入したアップデートが、この結果を生んだと言っていいのだろうか。様々な角度からの画像とともに、AMR23の変更点を徹底解説してみよう。
■カナダGPでのアップデートの狙いは「操作ウインドウを広げること」
今季すでにレッドブルのRB19に次ぐ高いパフォーマンスを発揮しているAMR23。具体的にどの領域を、どんな意図で変更を加えたのか。テクニカルディレクターのダン・ファローズは、その狙いをこう語っている。
「シーズン当初、我々のマシンが低速コーナーで優位に立っていることは明らかだった。しかしあるマシンが特定のコーナーで特に秀でているということは、多くの種類のコーナーが揃ったサーキットでは、かなりの妥協を強いられるということだ」
「ひとつのタイプのコーナーが支配的なサーキットなら、セットアップを最適化することで何とか乗り切れるだろう。だがより変化に富んだサーキットでは、さまざまなコーナーがあり、最適なセットアップは不可能だ」
「特にここ数戦のレースで、我々はマシンに合うコースとそうでないものと、はっきり分かれることが明らかになった。この状況を改善するために、今回のアップデートでは操作ウインドウを広げることを目指したということだ」
■サイドポンツーンとフロア上面に加えられた変更

ファローズの言う「操作ウインドウを広げる」とは、どんなコンディション、どんなコース特性のサーキットでも、高い競争力を発揮できるマシンにするということだ。
そのための具体的な改良が、サイドポンツーンとフロア上面に関するものだ(おそらくフロア下面もだが、残念ながら目視できなかった)。たとえばサイドポンツーンのエアインテーク下のカットアウト(有名な“アンダーカット”)は、最初の2枚の画像の赤い線と赤矢印で示されるように、より顕著になっている。
さらに黄色い線と黄色矢印を見比べてわかるように、サイドポンツーン下のより顕著な湾曲は、空気の流れをクルマの上部と後部に向けるよう形状変更されている。この変更はレッドブルがRB18とRB19の間に行った進化に、明らかにインスパイアされている。
これはフロアエッジに配置されたフィンとディフレクターに向かって、気流をより強力に導くことを狙っている。その結果、フロアエッジはしっかり密閉され、より強力な渦を発生させる。これによりアンダーボディとディフューザーは、特に車高が高い時でも、より大きなダウンフォースを生み出すことができる。
(その2に続く)
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

