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フェラーリ、アップグレードでパフォーマンス向上も一貫性の欠如に悩む。改良版ボディワークの特質が影響か/F1第8戦
2023年6月8日
フェラーリF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは、チームのパフォーマンス不振を弁明するにあたって、お馴染みのテーマである根強い“一貫性のなさ”を引き合いに出した。
カルロス・サインツとシャルル・ルクレールは、F1第8戦スペインGPにおいてグリッドが大きく離れていた。サインツは土曜日の予選で2番手タイムを出すなど、シングルラップのペースを引き出すことができたが、チームメイトのルクレールは19番手と大きく離され、Q3に進出できないという屈辱を味わった。
レースでは、サインツは確固たるレースウイナーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に挑むことはおろか、トップ集団で持ちこたえることもできなかった。サインツはSF-23の慢性的な症状であるタイヤデグラデーションと戦っていたのだ。
一方、ルクレールは予選で予測のつかないハンドリングに苦しめられたため、修正のために彼のマシンには新しいリヤエンドが付けられた。ルクレールはピレリのハードタイヤで骨の折れる第1スティントを終え、11位と振るわない順位でレースを終えた。
バスールはレース後のメディアへのコメントのなかで、お馴染みの不満を並べた。
「レイアウト、ターマック、タイヤのエネルギーの点でマイアミとバルセロナを比較することはできないが、全体像は同じだ」とバスールは嘆いた。
「予選では速さがあったが、レースではそうはいかなかった。同じマシンでもコンパウンドの間で一貫性がないし、同じコンパウンドでも一貫性がない時がある」
フェラーリの一貫性の欠如の謎を解決することは、マラネロにいるチームのエンジニアたちにとって最優先事項だ。
「現在この問題に1000人のスタッフが取り組んでいる。理解し修正するのは非常に難しい。なぜならいつも同じではないからだ」
「予選では前方が空いているのは事実だが、レースではそうではない。シャルルは第1スティントで大いに苦戦していたと思う。彼は前方のマシンに大分近づいていたからだ」
「我々にとっての主な問題は、(高速)コーナーでのラップのポテンシャルではなく、一貫性のなさだ。たとえばシャルルのマシンだが、第1スティントと第3スティントでは同じコンパウンド(ハードタイヤ)を使用していた。第1スティントではバランスが崩れたが、第3スティントでは問題がなかった。カルロスの場合は、第1スティントはまずまずだったが、中盤では15秒から20秒を失っていた」
バルセロナにおけるフェラーリの精彩を欠いたパフォーマンスは、新しいサイドポッド/フロアパッケージがSF-23に実装されてから生じたことだ。バスールは、新しい要素がパフォーマンスの向上をもたらしたと示唆したが、そのパフォーマンスは、SF-23の改良版ボディワークに隠れている不安定な特質によって覆されてしまったという。
「ポテンシャルの面で我々は一歩前進した。少なくとも予選ペースでは、我々はカルロスをフロントロウに据えることができた。これはおそらく前進だろう。そしてレースではアストンマーティンに一歩近づいたと考えてもいいだろう」
「しかし予選からレースまで、今もメルセデスと大きなパフォーマンス差があるので、それだけでは十分ではない」
「我々はフェラーリが復調して日曜日に素晴らしいレースをし、ポイントを獲得できるように、すべての焦点を合わせなければならない」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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7/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
7/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
7/7(日) | 決勝 | 23:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |