F速

  • 会員登録
  • ログイン

“追い抜きが難しい”というF1ドライバーの意見にアストンマーティンTDが異議「そのようなデータは見ていない」

2023年5月23日

 アストンマーティンのテクニカルディレクターを務めるダン・ファローズは、F1のオーバーテイクはふたたび難しくなったという主張を裏付けるデータは見当たらないと述べている。


 先月の退屈なF1第4戦アゼルバイジャンGP以来、F1ドライバーの間では今シーズンは昨年に比べてオーバーテイクが難しくなっているというということで意見の一致を見た。この問題は、多くのコースで2022年よりDRSゾーンを短くするというFIAの決定によって悪化した。


 昨年刷新されたF1レギュレーションではグラウンドエフェクトエアロダイナミクスが導入され、当初はドライバーたちはより接近して競り合い、多くのオーバーテイクのチャンスを得ることができた。しかしF1エンジニアがルールを解釈するにつれてダウンフォースはふたたび大きくなる傾向にあり、現行スペックのデザインは結果として多くの乱気流を生み出すことになった。

ランス・ストロール(アストンマーティン)
2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP ランス・ストロール(アストンマーティン)


 だがファローズは、F1ドライバーからの懸念の声を認めながらも、オーバーテイクの現実については依然として疑問を持っており、関連するデータを見たいと考えている。


「話は聞いているが、これまでのところオーバーテイクが難しくなったというデータは何も目にしていない」とファローズは最近マイアミで語った。


「ドライバーたちは彼らの意見を持っている。我々は互いに少し違う仕様でマシンを走らせているのを目にしていると思うが、それが明らかに違いを生んでいると思う」


「これまで数レースがあったが、話をするのは少し早すぎるかもしれない」


 ファローズは、メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフが言うように、バクーの“退屈な”車列について否定しなかった。一方でファローズは、いくつかの会場では、適切なオーバーテイクのチャンスも目撃したという。


「バクーについては話が出ているが、我々はこれまでのレースでオーバーテイクのチャンスを目にしたと思う」


「確かにコースによる特性がある。モナコは極端な例だが、予選で最大限のマシン性能を引き出さなければならないコースがあることはわかっている。レース中のオーバーテイクのチャンスが限られているからだ」


「それは今年もすべてのコースで続くだろうが、オーバーテイクしやすいところとそうでないところは常に存在するだろう」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ234
2位ランド・ノリス226
3位マックス・フェルスタッペン165
4位ジョージ・ラッセル147
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン103
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン46
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位エステバン・オコン23

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム460
2位スクーデリア・フェラーリHP222
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム210
4位オラクル・レッドブル・レーシング172
5位ウイリアムズ・レーシング59
6位ステークF1チーム・キック・ザウバー41
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム36
9位マネーグラム・ハースF1チーム29
10位BWTアルピーヌF1チーム19

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号