最新記事
- グランプリのうわさ話:オースティン、コース...
- JRPA日本レース写真家協会が2024年モータース...
- ルーキーレース延期の理由のひとつはロジステ...
- ルノーの次世代F1パワーユニット救済を求める...
- 2025年用ピレリF1タイヤのテストにメルセデス...
- F1、巨大複合企業グループ『LVMH』と10年のグ...
- 【角田裕毅を海外F1ライターが斬る】マルコの...
- シーズン後の新『F1ルーキーレース』、2024年...
- F1パワートレイン事情:ハミルトンがアゼルバ...
- 「いじめに遭い、本当につらい時期があった」...
- 苦戦するチームに「特効薬はない」アルピーヌ...
- 松田次生のF1目線:ドライバーに求められるセ...
【角田裕毅F1第1戦分析】タイムロスがなくても逆転は困難だったレース終盤。DRSを使用しても差は縮まらず
2023年3月6日
2023年F1第1戦バーレーンGPレース終盤の40周目、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のマシンが止まってバーチャルセーフティカー(VSC)が出たタイミングで、アルファタウリは11番手を走行していた角田裕毅をピットに呼んだ。ピットストップロスは通常約23秒だが、VSCになると約15秒となる。かつ再スタート後のタイヤのアドバンテージを考えるとピットインするのは決して悪い選択ではなかった。
しかし、ここで作戦にほころびが生じる。ピットストップでわずかに作業が遅れ、アルファタウリは静止時間4秒で角田をコースに送り出すことになってしまった。ピットレーンを出て、本コースに合流したとき、角田の前には、ピットインする前には後方にいたはずのチーム名とのニック・デ・フリースと周冠宇(アルファロメオ)がいた。
ピットインせずにハードタイヤを履く2台を、ソフトタイヤに履き替えたばかりの角田は難なくオーバーテイクするが、ピットインする前に2秒以内にいた2台との差は、3秒以上に広がってしまった。
もし、ピットストップでロスがなければ、レース終盤に10位の座を賭けて争ったアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)をもう少し早く射程圏内にとらえ、逆転していただろうか?
しかし、角田はそれがなくても、ポイントは難しかったと言う。
「ウイリアムズはストレートで僕たちよりもかなり速かった。DRSを使用しても、差が詰めらなかった」
つまり、コーナーで速いアルファタウリがウイリアムズとの差を詰めることはできても、どの道、抜くまでには至らなかったというわけだ。
では、VSC時にピットインせずにステイアウトしていたら、どうなっていたのだろうか。チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、それでもポイントには届かなかっただろうと言う。
「それを我々はニック(・デ・フリース)のマシンでやったよ。でも、ソフトを履いたユウキに簡単にオーバーテイクされていたよね。もしユウキがステイアウトしていても、ピエール(・ガスリー/アルピーヌ)とアレックス(アレクサンダー・アルボン)にオーバーテイクされていたと思う」
つまり、アルファタウリが今後、ポイントを獲得するためには、まずはAT04の戦闘力を上げることが最優先課題なのである。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |