F速

  • 会員登録
  • ログイン

マシン軽量化を目指すフェラーリF1、2023年型にコンパクトなラジエターを採用へ

2023年1月23日

 フェラーリの2023年型F1マシン(コードネーム675)は、規則で定められた最低重量を少し下回った状態でプレシーズンテストに持ち込まれるものと考えられている。チームは、シーズンのヨーロッパラウンドを迎えるまでにさらに数kgを減らすことを目指す。最低重量を下回れば、その分、バラストを使ってマシンバランスの調整を行うことができる。


 2022年序盤には、すべてのF1チームが車重を最低重量に近づけることに非常に苦労した。実際、テストがスタートした時点でバラストを使用できたのはアルファロメオのみだった。しかしその後、最低重量が3kg引き上げられ、他のチームも徐々に減量を進め、最終戦のころには、最低重量を5kg以上、上回っているチームはひとつもなくなった。


 フェラーリは、2023年シーズンに向けて、最低重量796kg以下に車重を抑えることを目標としている。そのための重要なエリアとされているのは、冷却システムだ。ここを変更することで、全体の減量を成し遂げるとともに、マシンリヤへの空気の流れが改善されることも期待できる。エンリコ・グアルティエリ率いるパワーユニットチームは、2022年型F1-75のラジエターは必要以上に大きかったと考えた。今年はエンジンのパワーを向上させ、それに伴って発生する熱も高まるにもかかわらず、彼らはラジエターのサイズと容量を縮小することを決めた。配置位置とアングルは2022年型と同じだ。


 ラジエターのサイズを縮小しても、サイドポッドインテークを小さくすることはできないものの、空力面でメリットがある。エンリコ・カルディル率いる空力チームは、新たな冷却システムに基づいてより小さなサイドポッドを設計し、リヤホイールの内側に向けられる空気の量を増やすことが可能になるのだ。


 これにより675のディフューザーの効果が向上し、リヤのダウンフォースが増す。それは特に低速コーナーで効果を発揮するとともに、2022年の弱点のひとつだった、マシンリヤからのトラクションも向上する。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2022年F1第22戦アブダビGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 こういった大規模な改良に取り組めるのは、ワークスチームの特権であるといえるだろう。カスタマーチームは与えられたパワーユニットにシャシーを適応させなければならないが、ワークスチームでは、シャシー部門とエンジン部門が密接に連携して作業に当たり、大きなパフォーマンス向上へとつなげることができるのだ。



(Grandprix.com)


レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ234
2位ランド・ノリス226
3位マックス・フェルスタッペン165
4位ジョージ・ラッセル147
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン103
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン46
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位エステバン・オコン23

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム460
2位スクーデリア・フェラーリHP222
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム210
4位オラクル・レッドブル・レーシング172
5位ウイリアムズ・レーシング59
6位ステークF1チーム・キック・ザウバー41
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム36
9位マネーグラム・ハースF1チーム29
10位BWTアルピーヌF1チーム19

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号