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12番手から3位に入賞したルクレール「ある意味満足」と語るも終盤のデグラデーションを悔やむ/F1第19戦

2022年10月26日

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1第19戦アメリカGPの決勝レースを12番手からスタートし、3位に入賞したことに満足していると述べた一方で、「やや残念な部分もあった」とレースを振り返った。


 ルクレールは、アメリカGPに向けてエンジンのコンポーネントを交換したことで10グリッド降格ペナルティを科され、12番手スタートとなったことから苦戦を覚悟していた。しかしルクレールはペナルティに屈しなかった。スタートシグナルが消えるやいなや、飛び出して好位置につけることに成功。その一方で1コーナーではチームメイトのカルロス・サインツがジョージ・ラッセル(メルセデス)と接触し、サインツのマシンはスピンしていた。

2022年F1第19戦アメリカGP スタートシーン
2022年F1第19戦アメリカGP ターン1でラッセルと接触してスピンしたサインツ。その横をルクレールが通過して行った


 レース開始5周目には、ルクレールは5番手へと順位を上げた。早めのピットストップを行う誘惑を退けたルクレールはステイアウトを選択し、結果として、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がコースアウトしてスタックした際にフリーストップの恩恵にあずかることができた。


 その後首位を走っていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がピットストップのトラブルで手間取る隙に、ルクレールはトップ3へとさらに順位を上げた。しかし39周目にフェルスタッペンに抜かれるのを防ぐことができず、フェルスタッペンはそのまま優勝へと突き進んだ。


 ルクレールは気持ちを切り替え、セルジオ・ペレス(レッドブル)が抜こうとしてくるのを抑えて、表彰台の3番目のポジションを死守することに集中した。その作戦は成功したが、ルクレールはスタートのハンディを負いながら、3位よりもっと上の順位を狙おうと目論んでいたと語った。


「ある意味では満足している。12番グリッドからスタートして表彰台に立ったのだから、十分な結果といえる」とルクレールは認めた。


「しかしレースの中身を見てみると、やや残念な部分もあった。悪くないスタートを切って、そこから最初の数周は忍耐力が試された。かなりいい展開となり、セーフティカー導入のタイミングでは好運にも恵まれた」


 フェルスタッペンより上の順位に留まろうと奮闘したルクレールだったが、そのことでタイヤのデグラデーションが進行してしまった。その結果、ペレスに捕らえられないように、レース終盤では安全策に振った走りをせざるを得なくなった。


「ペースは維持できていたが、レース終盤になるにつれてデグラデーションが酷くなってきた。デグラデーションが最大の障害になっていた」


「おもしろいレースだったし、マックスやチェコ(ペレスの愛称)とのコース上でのバトルは実に楽しかった。彼ら相手にもう少しいいレースをするためには、シーズン最後まで努力と工夫を続ける必要があるね」


「ペースはつかめている。この週末、僕たちは強かった。でもレース最終盤までタイヤが保たなかった。そうなると苦しくなる」


 ルクレールは、フェラーリが来年のチャンピオンシップを獲るのであれば、レースで勝つために必要な要素を適確に見抜き、タイヤのパフォーマンスをもっと「安定させる」必要があると述べた。


「あそこを少し、ここを少しといった細かい努力の積み重ねだ。うまく行くこともあるし、うまく行かないこともある。でも一番大切なのは、すべてを引っくるめて、安定したパフォーマンスを発揮することだ」


「そのためには、これらすべての背後にあるダイナミクスを理解する必要がある。今まさにそれに取り組んでいるところだ。僕たちの課題として、そこはうまくやってみせる。そして結局のところ、12番グリッドからスタートして3位で終わったのだから、悲観することはない」

セルジオ・ペレス(レッドブル)&シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2022年F1第19戦アメリカGP セルジオ・ペレス(レッドブル)&シャルル・ルクレール(フェラーリ)


 今回の結果により、ルクレールはドライバーズ選手権でペレスを再び上回ることになった。残るレースはあと3戦で、ルクレールはペレスに2ポイント差をつけている。ルクレールとサインツはコンストラクターズ選手権にも力を入れており、チャンピオンの座こそレッドブルが獲得したが、フェラーリは2位への道をひた走っている。


 フェラーリはアメリカGP終了時点でメルセデスに53ポイント差をつけている。しかし直近までは67ポイントの差があった。アメリカGPでサインツがリタイアしたことで、14ポイントの差が詰まったのだ。


「シャルルは圧倒的な走りをして順位を上げ、最後は表彰台にたどり着いたのだから大したものだ」とフェラーリのチーム代表マッティア・ビノットはコメントした。


「しかし一方で、今の我々にはレッドブルに比べて何かが欠けていることも自覚している」


「レッドブルを楽に勝たせはしない。まだまだ努力を重ねる。来週のメキシコGPからさっそく取りかかる。並行して、来シーズンに向けた準備に余念がないのももちろんだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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