最新記事
- 7度のF1王者シューマッハーの元マネージャー...
- 恒例の日本レース写真家協会報道写真展『COMP...
- 大きく外したレースのなかった2025年。最終戦...
- FIA表彰式で2025年F1王者ノリスが“Fワード”の...
- 死力を尽くした王者候補3人。アロンソがニュ...
- 【つぶやきグラ天】チャンピオン
- 感動が抑えられないフェルスタッペンからホン...
- アメリカのビジネス誌がF1ドライバーの推定収...
- マクラーレンが“まだ存在すらしない”マシンを...
- グランプリのうわさ話:2021年最終戦でアシス...
- ビン・スライエムがFIA会長に再選。選挙規則...
- F1、FIA、全11チームが2026年コンコルド統治...
サインツがキャリア2度目のポール。ルクレールはグリッド降格、フェルスタッペンが最前列スタートへ【予選レポート/F1第19戦】
2022年10月23日
2022年F1第19戦アメリカGPの予選が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は15番手だった。
COTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)は、土曜日も雲ひとつない快晴。ただ予選2時間前に終了したFP3では強い南風が吹き荒れ、各車マシンバランスに苦労していた。同セッション最速は、フェルスタッペン。中古ソフトタイヤながら全区間最速で、2番手ルクレールにコンマ3秒以上の差をつけた。
予選の始まる現地時間午後5時の時点で、気温30.5度、路面温度37.2度、南東の風は風速6mと、依然として強い。
予選セッションの始まる直前、レッドブル創設者ディートリッヒ・マテシッツの死去が発表され(享年78歳)、同じオーストリア出身のメルセデスのトト・ウォルフ代表をはじめ、悼む声が相次いだ。
Q1最初のアタックでは、ルクレールが1分35秒795で首位に立った。0.069秒差でフェルスタッペン、コンマ3秒落ちでルイス・ハミルトン(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が続く。中団勢はかなりの接近戦。ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が9番手につけたのに対し、コンマ2秒落ちの角田は16番手に留まっている。10番手だった周冠宇(アルファロメオ)はターン12でトラックリミット違反に問われ、タイムが抹消された。
2回目のアタックはレッドブル、フェラーリ勢以外の16台がコースイン。角田は13番手でQ2進出を果たした一方で、コンストラクターズ選手権で激しく4位争いをするマクラーレンのダニエル・リカルド、アルピーヌのエステバン・オコンがそれぞれ17、18番手に終わる。他にQ1落ちは、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ミック・シューマッハー(ハース)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)だった。
Q2最初のアタックは、ラッセル、アロンソ以外が中古ソフトを選択。ここでもルクレールがフェルスタッペンに0.048秒の僅差でトップを堅持した。3番手サインツ、ニュータイヤのラッセルが4番手。アロンソは7番手に留まった。角田は暫定12番手、ガスリーはターン1のブレーキングでタイヤをロックさせてノータイム。「タイヤが温まっていない」と、ガスリー自身は訴えている。前戦日本GPで見舞われた、ブレーキトラブルの再発でなければいいのだが。
2セット目のアタック。角田はガスリーよりコンマ3秒速い1分36秒439の自己ベストで一時9番手につけたものの、ターン9のトラックリミット違反でタイム抹消。15番手に終わった。他にQ2落ちは、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、ガスリー、周だった。ガスリーはやはりブレーキに問題を抱えているようで、「なぜ連続してターン1と11(のヘビーブレーキング)で同じ問題が起きるんだ!」と、怒りを露にしている。
フェルスタッペンはQ3最初のアタックも、中古ソフトで出走。FP3で2セットの新品ソフトを使ったため、予選は3セットのニュータイヤで臨んだ。少なくともフェルスタッペンの決勝レースは、ミディアム、ハード主体のタイヤ戦略になることは明らかだ。
ともにニュータイヤを履いたルクレール、サインツが、1回目のアタックで1-2を独占。フェラーリ勢だけが、1分34秒台に入った。ただしルクレールはパワーユニット交換で、10グリッド降格が決まっている。同じくニュータイヤのハミルトンが3番手、フェルスタッペンはルクレールからコンマ4秒落ちの4番手だった。
残り3分という早いタイミングで、フェルスタッペンがニュータイヤでのアタックに出て行った。しかし1周目のアタックは見合わせ、2周目に賭ける。セクター2で最速タイムを叩き出すが、最終区間でタイムロスを喫し、3番手に終わった。サインツが1分34秒336で、イギリスGPでの初ポール以来、キャリア2度目のポールポジションを獲得した。ルクレールが2番手に入ったがグリッド降格のため、フェルスタッペンがフロントロウに繰り上がる。
4番手ペレス、5番手ハミルトン、6番手ラッセル、7番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、8番手ランド・ノリス(マクラーレン)、9番手アロンソ、10番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)。アロンソもICE交換で5番グリッド降格となる。
(Kunio Shibata)
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


