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【角田裕毅F1第15戦密着】コース復帰後にホイールスピン、当初はデータ異常も見つからず。再度タイヤ交換もリタイアに
2022年9月5日
F1オランダGPのスタートで、新品のソフトタイヤを装着したランス・ストロール(アストンマーティン)にロケットスタートを決められ、1コーナーでポジションをひとつ失った角田裕毅(アルファタウリ)。さらにその後、3コーナーでストロールにつまってイン側のラインをとった角田は、ストロールのアウト側から3コーナーを立ち上がったエステバン・オコン(アルピーヌ)にもかわされて11番手で1周目のコントロールラインを通過していった。
13周目に前を走るミック・シューマッハー(ハース)に続いて1回目のピットストップを行った角田。チームは前戦ベルギーGPでタイヤ交換の作業ミスを犯していたが、今回は2.6秒で角田を送り出し、静止時間10秒を要したシューマッハーを逆転する。
しかし、1回目のピットストップを早めに行ったフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)にアンダーカットされていたため、角田のポジションは11番手のままだった。ただし、この第2スティントで角田はミディアムを履き、できるだけスティントを延ばして、終盤勝負の作戦に出ていた。
ところが、42周目に最後になるはずのピットインを済ませ、ハードタイヤに履き替えてコースに復帰した角田にトラブルが発生する。
「タイヤ交換を終えてコースに復帰してアクセルを踏んだら、真っ直ぐ走っているにもかかわらず、片方のリアタイヤだけがホイールスピンしていて、カウンターステアをあてないと走れなかった」という角田は、無線でチームに「タイヤがきちんと装着されていない」と叫び、チームは角田にマシンを止めるよう指示を出すが、テレメトリー上ではタイヤの装着に異常を示すデータが発見されなかったため、チームは再び走行を開始して、ピットインする指示を出す。
タイヤをソフトに履き替えてピットアウトした角田だったが、やはりリヤタイヤが片側だけ空転する状況は変わらず、今度はエンジニアもデータに異常を発見。チームからマシンを止めるよう指示を受けた角田は、ここで無念のリタイアとなった。
さらに、最初に異常を感じてマシンを止めた際、角田はリタイアを覚悟してシートベルトを緩めるなどして、そのままの状態で走行を再開して緊急ピットインしたため、スチュワード(審議委員)は「安全ではない状態でコースを走行した」として、角田に戒告処分を科した。
角田はすでに4回の戒告処分を受け、そのいずれもがすべてドライビングに関するものだった。今年から戒告処分はドライビングに関するものが4回目になった場合、5回目からは次戦で10グリッド降格のペナルティを受けることになっている。
角田は開幕戦バーレーンGPでシャルル・ルクレール(フェラーリ)の走行を妨害し、オーストラリアGPのフリー走行2回目ではカルロス・サインツ(ルクレール)の走行を妨害。同じオーストラリアGPの予選ではインラップを不必要に低速走行として3回目の戒告処分を受け、第7戦モナコGPでは、フリー走行2回目でケビン・マグヌッセン(ハース)の走行を妨害し、すでにドライビングに関する戒告処分を今季4回受けている。
(Masahiro Owari)
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |