F速

  • 会員登録
  • ログイン

レッドブル&HRC密着:戦略に柔軟性を持たせるべく、ソフトでのスタートを選択。フェルスタッペンも変更を全面的に支持

2022年8月1日

 F1第13戦ハンガリーGPのレースで、レッドブルとフェラーリの明暗を分けた最大のポイントは、2回目のピットストップ時に履いたタイヤがレッドブルがミディアムで、フェラーリがハードだったことだ。


 当初、レッドブルも今回のレースでハードを使用することを考えていた。なぜなら、前日の予選でレッドブルのふたりは11番手と10番手に終わっていたため、ハードを装着してスティントを長くしたかったからだ。ハンガロリンクはオーバーテイクが難しいため、コース上ではなく、ピットストップ戦略でポジションを上げようとしていた。


 しかし、レコノサンスラップ中に多くのドライバーがソフトを履いていたにも関わらず、グリップが不足していることを無線でピットに報告している状況を確認して、ハードの使用をグリッド上で見送った。

レッドブル&HRC密着
レコノサンスラップではソフトタイヤを履いていたルクレール


「僕もグリッドに向かう際にソフトを履いて出ていったけど、ソフトでもグリップがひどかったから『今日のレースでハードを履くなんてなんてあり得ない』と思って、チームの戦略変更を全面的に信用した」

レッドブル&HRC密着
ソフトタイヤでグリッドに向かったフェルスタッペン


 F1のレースはドライコンディションの場合、最低でも2種類のコンパウンドを装着しなければならない。ハードを捨て、ソフトとミディアムで戦うことを選択したレッドブルのピットストップ戦略はおのずと2ストップになった。


 そこで重要となるのが、スタートで履くタイヤだ。レッドブルがソフトだったのに対して、フェラーリはミディアムだった。


 フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼはその理由をこう説明した。


「スタートでソフトを履いてしまえば、残りのレースは本命のミディアムだけを使えばいい。でも、もしミディアムでスタートすると、必ずどこかのスティントでソフトを履かなければならなくなり、戦略に柔軟性がなくなってしまう。だから、フェラーリがミディアムを履いてスタートしたときは『やった!!』と思った。だって、彼らはどこかでソフトかハードを履かなければならないことがわかっていたからね」


 フェラーリのマッティア・ビノット代表は敗因を戦略のせいだけにはせず、日曜日のコンディションでマシンのペースが遅かったことが最大の敗因だったと説明した。確かにシャルル・ルクレールはハードを履いて失速したものの、チームメートのカルロス・サインツはミディアム-ミディアム-ソフトという戦略を立て、それ自体は2位に入ったルイス・ハミルトン(メルセデス)と同様だった。ただし、その場合は最後のソフトをできるだけ短いスティントにするため、第2スティントを長めに走らなければならない。


 しかし、フェラーリは異なるタイヤでポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセル(メルセデス)を意識しすぎたのか、あるいはフェルスタッペンのプレッシャーに負けたのか、早めに動いてサインツに最後のスティントをソフトで23周走らせる戦略を与えてしまった。これにより、サインツはフェルスタッペンやラッセルを追うことができなかっただけでなく、残り8周でハミルトンにもオーバーテイクを許し、フロントロウスタートから4位に終わった。


 F1では予選ポジションはマシンの性能で決まり、レースは戦略が大きく結果に影響すると言われる。ハンガリーGPの予選でフェラーリに歯が立たなかったレッドブルが、日曜日に大逆転優勝できた最大の要因は、戦略だった。


「サーキットだけでなく、イギリスのミルトンキーンズにある我々のファクトリーにも、素晴らしい戦略部隊があり、そこで優秀なストラテジストが常に最適な戦略を更新している。今日の戦略は完全に命中した」(クリスチャン・ホーナー代表)

レッドブル&HRC密着
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表



(Masahiro Owari)


レース

3/13(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
3/14(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
3/15(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位ジョージ・ラッセル51
2位アンドレア・キミ・アントネッリ47
3位シャルル・ルクレール34
4位ルイス・ハミルトン33
5位オリバー・ベアマン17
6位ランド・ノリス15
7位ピエール・ガスリー9
8位マックス・フェルスタッペン8
9位リアム・ローソン8
10位アービッド・リンドブラッド4

チームランキング

※中国GP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム98
2位スクーデリア・フェラーリHP67
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム18
4位TGRハースF1チーム17
5位オラクル・レッドブル・レーシング12
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム12
7位BWTアルピーヌF1チーム19
8位アウディ・レボリュートF1チーム2
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム2
10位キャデラックF1チーム0

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第2戦中国GP 3/15
第3戦日本GP 3/29
第4戦マイアミGP 5/3
第5戦カナダGP 5/24
第6戦モナコGP 6/7
  • 最新刊
  • F速

    2026年4月号 Vol.2 シーズン開幕直前号