F速

  • 会員登録
  • ログイン

レッドブル&HRC密着:予想以上のデグラデーションにフェルスタッペンも困惑「抜かれてからはついていけなかった」

2022年7月11日

 F1第11戦オーストリアGPをポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、フェラーリのシャルル・ルクレールに逆転負けを喫した。レッドブルがレースで逆転されたのは、コース上に落ちていたデブリを拾ってマシンにダメージを負った前戦イギリスGPを除いて、今シーズン初めてだった。


 なぜ、フェルスタッペンはルクレールにレースペースで完敗したのか。実際にコース上でルクレールにオーバーテイクを許したフェルスタッペンは、こう説明する。


「フェラーリは信じられないほど、コーナーの立ち上がりでトラクションがよかった。反対に僕は周回が進むつれて、タイヤのデグラデーション(性能劣化)が進んで、抜かれてからもついていけなかった。日曜日に何が起きたのか、まったくわからない。なぜ、あれほどまでにタイヤのデグラデーションが進んだのかを理解する必要がある」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2022年F1第11戦オーストリアGPグリッド マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 確かに、マシンのセッティングは予選後から変更はできないため、土曜日のスプリントと日曜日の決勝レースのマシンの状態は、同じである。土曜日のスプリントで、フェルスタッペンはポールポジションから飛び出し、23周のレースで一度も影を踏ませることなく、ポール・トゥ・フィニッシュを飾った。


 ところが、日曜日のレースではスタートして、わずか12周でルクレールにオーバーテイクされてしまった。


 クリスチャン・ホーナー代表は、土曜日から日曜日かけて、フェラーリとの力関係が逆転してしまった理由を次のように語った。


「土曜日のスプリントでの我々とフェラーリとのスピードは、ほぼ互角だった。ところが、土曜日の夜に雨が降り、それが午前中まで残ったことで、路面コンディションが変わった。さらに気温と路面温度も若干、異なっていた。それがどういう風に我々からスピードを奪ったのかは、これから分析する」

シャルル・ルクレール(フェラーリ)&マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2022年F1第11戦オーストリアGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)がマックス・フェルスタッペン(レッドブル)をオーバーテイク


 フェルスタッペンも戸惑ったままだ。


「通常、僕たちはデグラデーションに苦しむことはなかった。それが、今回の日曜日のレースではどのコンパウンドでもデグに苦しんだ。しかも、予想していたよりもひどかった。どうしてあれほどデグが大きかったのか、説明できないし、正直わからない。とにかく分析しなければならない」


 イギリスGPに続いての連敗を喫したレッドブル。2週間後のフランスGPまでに原因究明が急がれる。



(Masahiro Owari)


レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ234
2位ランド・ノリス226
3位マックス・フェルスタッペン165
4位ジョージ・ラッセル147
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン103
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン46
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位エステバン・オコン23

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム460
2位スクーデリア・フェラーリHP222
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム210
4位オラクル・レッドブル・レーシング172
5位ウイリアムズ・レーシング59
6位ステークF1チーム・キック・ザウバー41
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム36
9位マネーグラム・ハースF1チーム29
10位BWTアルピーヌF1チーム19

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号