F速

  • 会員登録
  • ログイン

【角田裕毅F1第9戦密着】新PU投入でグリッド降格が確定。ドライビング改善にも注力、カギは「最終コーナーのシケイン」

2022年6月18日

 角田裕毅が(アルファタウリ)、F1第9戦カナダGPのフリー走行1回目に4基目のパワーユニットを投入した。今シーズンのF1は全22戦が予定されており、パワーユニットの主要4コンポーネント(ICE、ターボ、MGU-H、MGU-K)は年間3基までしか使用が許可されていない。今回、角田はその主要4コンポーネントすべてに4基目を投入。これにより、角田は日曜日の決勝レースで最後尾からスタートすることが決定した。


 年間22戦を3基で乗り切るには、単純計算で1基あたり7〜8戦は使用しなくてはならない。カナダGPは9戦目だから、まだ2基目のパワーユニットを使用していなければならないことを考えると、角田の4基というのは明らかに早すぎる。


 しかし、これはある程度、予想されていた事態だった。というのも、角田が2基目のパワーユニットを投入したのが第2戦サウジアラビアGPだったからだ。金曜日のフリー走行でトラブルに見舞われた角田は、土曜日に2基目のパワーユニットをすでに投入していた。


 さらにその2基目のパワーユニットが日曜日の決勝レース前のレコノサンスラップ中に問題を抱えてコース脇にストップ。第3戦オーストラリアGPでは早くも3基目を搭載していた。もし3戦目から3基目のパワーユニットで走行し続けていたとしたら、前戦アゼルバイジャンGPが6戦目となり、そろそろ替え時だった。というのも、カナダGPが行われるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットはストップ&ゴー型のレイアウトであるため、エンジンへの負荷が高く、できればフレッシュなエンジンを投入したいからだ。その証拠に前戦のアゼルバイジャンGPと今回のカナダGPで、角田も含めて合わせて11人のドライバーが新しいICEを投入している。

【角田裕毅F1第9戦密着】
2022年F1第9戦カナダGP 角田裕毅(アルファタウリ)


 最後尾グリッドが決まっているため、「日曜日のレースに向けて長い距離を走ることに集中している」と語っていた角田。フリー走行1回目は14番手、フリー走行2回目はさらにポジションを落として17番手という結果に終わった。ただし、これはロングランを行っていたことだけが理由ではなかった。


「ロングランをやっていただけでなく、クルマが持っているパフォーマンスを引き出すために、自分のドライビングも上げていかなくてはならないんですが、いまのところ、それがあまりうまく行っていないという感じです」(角田)


 角田が特に気にしていたのが、「最終コーナーのシケイン」だった。「難しい、でも楽しい」と語っていたシケインをどう攻略するか。カナダGPはまだ初日が終わったばかりだ。

【角田裕毅F1第9戦密着】
2022年F1第9戦カナダGP インタビューに応じる角田裕毅(アルファタウリ)



(Masahiro Owari)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/19(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号