F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1技術解説:第6戦(1)劇的に速くなったメルセデス。W13に向上をもたらした新フロア

2022年5月26日

 2022年F1第6戦スペインGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点などについて解説する。第1回では、復活の兆しを見せたメルセデスが導入したアップグレードに焦点を当てる。


────────────────────────────────


 バルセロナで、メルセデスの星は輝きを取り戻した。他の星々に取り囲まれる太陽になったとまでは言わない。しかしレッドブルやフェラーリが輝く銀河に、近づいたといえるだろう。


 W13には今回、多くのアップデートが施された。それらを具体的に見ていこう。


 まずマシン前部では、マイアミですでに形状変更されていたフロントウイングに、内向きの翼端板が追加された(青色矢印)。ブレーキダクトへの空気の流れを改善するためだ。


 そしてマシンリヤでは、ホイールデフレクターのデザインが変更され、ダウンフォースが少し増加し、ディフューザーの働きを最適化することができるようになった(黄色矢印)。

メルセデスW13のフロントウイングとデフレクター
メルセデスW13のフロントウイングとデフレクター


 また、アルファロメオやマクラーレン、バルセロナ以前のフェラーリのように、フラットボトムの端にスロットが加えられ(下写真の黄色矢印)、アンダーボディを支えるストラットが後ろに移動している(青色矢印)。この2点が、今回の新パッケージの肝である。

メルセデスW13のフロア
メルセデスW13のフロア


 さらにドライバーの下にあるスプリッターを囲むフィンは、アンダーボディの機能を向上させ、フラットな底面の下に小さな支えと渦を発生させるために追加されたもので、これも他チームからヒントを得た進化である。

メルセデスW13のスプリッターに加えられたフィン
メルセデスW13のスプリッターに加えられたフィン


 メルセデスはスペインGP前週の水曜日、ポール・リカール・サーキットでプロモーション撮影を実施、その際に改良マシンの短時間のテストを行った。フィルミングデーではコース上の他のクルマに邪魔されることなく詳細な計測ができる。フェラーリも、その前週の金曜日にモンツァで撮影を行っていた。


 W13で特に問題となっていたポーパシング(激しい縦揺れ現象)は、完全になくなったわけではない。しかしストレートではなく、コーナーの手前(3コーナーと9コーナー)で発生するようになったことで、パフォーマンスへの影響は受けにくくなった。


「一歩前進したことは間違いない」と、テクニカルディレクターのマイク・エリオットは言う。
「クルマの安定性が格段に向上し、期待どおりの挙動を示すようになった。理想に近い地上高で走れるようになった」


(第2回に続く)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)


レース

3/13(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
3/14(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
3/15(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位ジョージ・ラッセル51
2位アンドレア・キミ・アントネッリ47
3位シャルル・ルクレール34
4位ルイス・ハミルトン33
5位オリバー・ベアマン17
6位ランド・ノリス15
7位ピエール・ガスリー9
8位マックス・フェルスタッペン8
9位リアム・ローソン8
10位アービッド・リンドブラッド4

チームランキング

※中国GP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム98
2位スクーデリア・フェラーリHP67
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム18
4位TGRハースF1チーム17
5位オラクル・レッドブル・レーシング12
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム12
7位BWTアルピーヌF1チーム19
8位アウディ・レボリュートF1チーム2
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム2
10位キャデラックF1チーム0

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第2戦中国GP 3/15
第3戦日本GP 3/29
第4戦マイアミGP 5/3
第5戦カナダGP 5/24
第6戦モナコGP 6/7
  • 最新刊
  • F速

    2026年4月号 Vol.2 シーズン開幕直前号