2021年の『オーバーテイク賞』に最も近い3人の元F1王者たち
2021年12月2日
長いシーズンも終盤に差し掛かり、残り2戦を残すのみとなった2021年のF1シリーズ。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのルイス・ハミルトンによる熾烈なチャンピオンシップ争いが続くなか、実はもうひとつ、ドライバーの名誉をかけた争いが繰り広げられている。
それが今シーズンから開催されている『Crypto.comオーバーテイク賞』だ。暗号資産関連企業Crypto.comの名が冠されたこの賞は、シーズンを通して最も多くのオーバーテイクを成し遂げたドライバーに授与される。
カウントされるのはコース上での追い抜きのみで、前を走るマシンがピットに入ったりトラブルに見舞われたりして順位が変動しても、オーバーテイク数には含まれない。まさに、ドライバーの技量と勇気が試される賞といえるだろう。
現在この賞に最も近いのは、アルピーヌのフェルナンド・アロンソだ。彼はこれまでの20戦で116回のオーバーテイクに成功しており、平均すれば1戦あたり約6回も前のマシンをパスしている計算になる。
これを追いかけるのが、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)とキミ・ライコネン(アルファロメオ)のふたり。彼らのオーバーテイク数はともに115回で、アロンソとの差は僅かだ。
この賞の主役が彼らのような中団チームのドライバーたちになるのは、賞の性質上当然のことと言える。集団の先頭を走ることが多いトップチームのドライバーよりも、混戦状態が続く中団で争うドライバーのほうが、コース上でのバトルの機会が多いからだ。しかし、トップ3が共通してチャンピオン経験を持つベテランであることは決して偶然ではないだろう。
経験豊富な実力者たちによって争われる展開となった第一回『オーバーテイク賞』。初の受賞者となるのはこの3人のうちの誰なのか、はたまた別のドライバーが逆転を見せるのか、チャンピオンシップ争いとあわせて、こちらの行方も気になるところだ。

(autosport web)
関連ニュース
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


