ホンダF1田辺TD会見:思い出の地で『ACURA』ロゴをつけて参戦「オールホンダとして臨む意味が込められている」
2021年10月22日
前戦トルコGPで久々のダブル表彰台を果たしたレッドブル・ホンダ。2位に入ったマックス・フェルスタッペンは再びドライバーズ選手権で首位に立った。しかしコンストラクターズ選手権での首位メルセデスとの差は、逆に36ポイント差まで広がった。
ますます熾烈さが増すなかで迎える、今週末のF1第17戦アメリカGP。インディエンジンの開発にも携わり、アメリカ駐在も長かった田辺豊治テクニカルディレクターにとっては、思い出深い地での1戦となる。
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──全22戦の今シーズンも、残り6戦になりました。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):はい。今週末のアメリカGPを皮切りに、メキシコ、ブラジルと南米を回って、その後は中東で最後の戦いに臨みます。なかでもアメリカは我々ホンダにとっても研究所やアメリカホンダがあったりして、昔から非常に関わりの深い国です。
──田辺さんも長く駐在していましたね。
田辺TD:1993年からのインディプロジェクト、そして2013年からはHPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント/ホンダのインディエンジン開発拠点)に駐在していて、その意味でも思い出の地ですね。
──タイトル争いは、さらに熾烈さを増しそうです。
田辺TD:そう思います。前戦トルコGPで2位表彰台を獲得して、マックス(・フェルスタッペン)選手が再びドライバーズ選手権トップに返り咲いた。しかしここまでの戦いを見れば明らかなように、(ルイス・)ハミルトンとはずっと僅差です。いつも言っていることですが、我々技術陣はチームと協力して、1戦1戦最善を尽くす。パワーユニット性能を最大限引き出して、不測の事態には臨機応変に対応する。それだけです。
──今回はアキュラブランドでの参戦になります。
田辺TD:はい。HONDAのロゴに代わって、リヤウイングやヘルメットのバイザーにACURAがつきます。第2期、第3期にも、アメリカやカナダで使ってきたロゴです。前回のホワイトカラーに続いて、オールホンダとして戦いに臨む意味が込められています。
──残り6戦はすべてヨーロッパから遠く離れたアウェイで、しかもメキシコからは3連戦、最終2戦は2連戦と、かなりのハードスケジュールです。スタッフの手当ても、大変なのでは?
田辺TD:そうですね。いろいろ動きの違うスタッフもいますが、基本的には今週末が終わったらいったん日本に戻って、その後3連戦に向かう感じです。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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