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F1 Topic:コロナ禍でFIAが地元メディアへの取材許可を大幅に制限。鈴鹿でも影響は必至か

2021年7月24日

 F1の日本GPが、オリンピックと同様にバブル方式での開催を模索しているということは、『F1 Topic:鈴鹿での日本GPに向け、F1と日本政府が『バブル形式』での開催を模索か』でも触れたが、このバブル方式は日本GPを取材するメディアにも適用される可能性が高い。


 トルコGPから連戦となる日本GPに参加するF1関係者はイスタンブールからチャーター便で日本に入国する予定だが、F1関係者によれば、「これはチームスタッフだけでなく、取材陣も同様だ」と言う。チームスタッフ同様、チャーター便で日本に入国した後はバスでホテルに直行し、その後はサーキットとホテル間の移動のみ可能で、レストランでの食事やショッピングは不可となる。


 これはトルコから入国してくるメディアに対する措置で、国内にいるメディアは対象とはならない。というのも、現在トルコは日本の水際強化措置に係る指定国となっており、トルコGP直後に入国する場合、対策検疫所の宿泊施設での3日間待機(退所後、入国後14日目まで自宅等待機)措置が指定されているからだ。ただし、政府が認めたイベントに参加する選手・スタッフに対しては、主催者からの特別な入国許可証を発行してもらうことで、こうした措置を免除される。これはハンガリーGPをはじめ、今年すでに開催された多くのグランプリで取られてきた措置である。


 したがって、トルコGPを取材することなく、国内移動によって鈴鹿へ取材に行くメディアに対しては、このバブル方式は対象にならないものと考えられる。


 だが国内在住のメディアも安心はできない。というのも、国際自動車連盟(FIA)は各グランプリに割り当てているローカルメディアへの取材許可証(取材パス)の数をコロナ禍の現在、かなり限定しているからだ。


 イギリスGPでは年間パス所持者が107人(ジャーナリスト63人、フォトグラファー44人)だったのに対して、年間パス所持者以外のイギリスGPのみを取材する地元メディアの数はわずか10人(全員ジャーナリスト)に制限された。

F1 Topic
イギリスGPのメディアの数は年間パス所持者が107人、年間パス所持者以外の地元メディアの数はわずか10人だった


 FIAのスポークスマンによれば、「これは日本GPが開催される場合にも同様の措置がとられ、日本GPのみを取材する地元メディアの数はジャーナリストとフォトグラファーを合わせて10名から20名程度になるだろう」と言う。


 この数はメディアセンターの収容能力と関係している。というのも、コロナ禍でのメディアセンターの座席は隣同士に並ぶことが禁止されているため、単純に収容能力が半分以下になっているからだ。

F1 Topic
シルバーストンはテーブルが向かい合わせになっているため、隣同士にならないよう間隔がとられていただけでなく、真正面にならないよう互い違いに座席が割り当てられ、テーブルによっては長テーブルをひとりが独占するケースもあった


 シルバーストンよりも収容能力が大きかったアゼルバイジャンGPでは、イギリスGPよりも多くのローカルメディアにパスが発行されたものの、それでも20枚だった。また、この数はどれくらいの数の年間パス所持者が取材に来るかによっても変わる。たとえば、オーストリアGPが行われたレッドブルリンクはシルバーストンよりも多くのメディアを収容できるものの、年間パス所持者139名(ジャーナリスト75人、フォトグラファー64人)が取材に来たため、地元メディアに対しては10枚しか取材許可証は発行されなかった。


 だが、チャーター便による完全バブル方式となる日本GPへ取材に来る海外メディアの数自体が減ることが予想され、そうなれば20枚を上回るパスが発行される可能性もないわけではない。


 いずれにしても、日本GPが開催されたとしても、例年とはかなり異なる取材体制が敷かれることは間違いない。



(Masahiro Owari)


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