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「最高の週末とはいかないが、堅実なレースだった」/角田裕毅の海外メディア評 F1第10戦

2021年7月23日

 F1第10戦イギリスGPを角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は10位で終えた。角田は金曜日のフリー走行からペースに苦しみ、F1で初となるスプリント予選でも16番手に沈んだ。しかし迎えた決勝では安定して周回を重ねると、レース展開にも助けられ10位入賞を果たした。決して派手ではなかったが、着実にレースを走りきりポイントを獲得した角田。今回もこの角田の走りに対する海外メディアの評価を、彼らの採点とコメントから見ていこう。


 まずイギリスの放送局スカイ・スポーツは「ルーキーの角田裕毅はおそらく1時間以上の練習が必要だったドライバーのひとりだ」と、土曜日までの角田を振り返る。


 土曜日にスプリント予選が控える今回のフォーマットでは、スプリント予選の出走グリッドを決めるための予選が金曜日に行われる。この金曜日の予選までにドライバーに与えられる走行時間はフリー走行1回目の1時間のみ。角田はシルバーストンをFIA-F2などで走ってはいるものの、F1マシンでは未経験だった。ルーキーにとってこの走行時間の短縮は決して好ましいものではなかったはずで、角田は16番手で決勝日を迎えることになった。


 しかしスカイは「彼は決勝日にはるかに良くなったし、全体としてコントロールされたドライブだった」と角田のイギリスGPを総括する。専門サイトのF1iも同様の見解で、「最高の週末というわけではなかったが、堅実なレースパフォーマンスで決勝を仕上げた」と述べている。スカイ・スポーツとF1iは角田にそれぞれ10点満点中の6.5点と7点という評価をつけた。


 これまで角田は予選で下位に沈むと、決勝でもポイント圏内に顔を見せることが出来ないままレースを終えることがほとんどだった。しかしイギリスGP決勝では、巧みにタイヤをマネジメントし、16番手という位置からポイント獲得に漕ぎつけた。もちろんライバルの脱落に助けられた面はあるものの、安定したレース運びを見せた角田はF1ドライバーとしての実力を示したといえる。今回取り上げた2つのメディアがまずまずの点数を与えた理由ははそこにあるだろう。


 8月1日に決勝が行われる次戦ハンガリーGPのあと、F1は約1カ月間の夏休みに入る。角田には前半戦の集大成となるレースを期待したいところだ。

ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)&角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第10戦イギリスGP ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)&角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)



(autosport web)


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