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苦手なポール・リカールでPUパフォーマンスの向上を実感「チーム全体も底上げされた」/ホンダ本橋CEインタビュー
2021年6月23日
2021年F1第7戦フランスGPではレッドブル・ホンダが3連勝を果たす一方で、アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが今回も予選で6番グリッドを獲得、レースではややペース不足に苦しみながらも7位入賞を遂げた。「ポール・リカールはチームにはちょっと苦手なサーキットだった」とホンダF1の本橋正充チーフエンジニアは語り、実際、初日金曜日はマシンバランスに苦しんだ。しかし予選、レースに向けた大幅なセットアップ変更が功を奏し、ガスリーは6戦連続となる入賞を遂げた。
一方の角田裕毅は予選Q1でクラッシュ、ピットレーンスタートとなったレースは序盤から積極的に攻め、最後は13位まで順位を上げた。クラッシュに関しては、大幅なセットアップ変更で「マシン特性が大きく変わったこともあった」と理解を示しつつ、成長を待ち望んでいるようだった。
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──今週末の総括からお願いします。
本橋正充チーフエンジニア(以下、本橋CE):はい。例年ポール・リカールは、チームにはちょっと苦手なサーキットだったんですね。今年も初日はセットアップも含めて、クルマのパフォーマンスは今ひとつという感じでした。それが予選に向けて大きくセットアップを変更したこともあって、かなり改善することができました。
しかし決勝当日は、朝から雨が降ったこと、そして風が強かったこともあって、路面グリップやクルマのバランスなど、パフォーマンス的に難しいレースになってしまいました。そんななかでもガスリー選手はうまく走ってくれたし、オーバーテイクも見せてくれた。やれることはすべてやって、何とかポイントを獲れたというところですね。
──2台にアンダーカットされて順位を下げてしまいましたが、戦略的な部分以上にロングランのペースが劣っていたのでしょうか?
本橋CE:そうですね。ただタイヤに苦しんでいたのは、他も同じだったと思います。ですのでアンダーカットの可能性は、僕らにもあったのかなと。実際にはトラフィックにつかまっていて、うまくペースが掴めないタイミングに重なっていました。そこを突かれた感じでしたね。
──ガスリー自身はレースペースの改善が今季の課題だとコメントしていましたが、今回は特に遅かったわけではない?
本橋CE:そこまで大きく悪かったとは思っていません。ただ燃料を積んだ重い状態では、挙動が悪化する傾向は確かにありますね。タイヤが重要なサーキットだと、特にマネージメントは難しくなる。今回も金曜日から、そこは感じていました。
──ポール・リカールはチームにとって苦手とのことですが、2年前のフランスGPもかなり苦戦しました。それに比べると、今回ははるかに戦闘力が上がったのではないですか?
本橋CE:はい。持てるパフォーマンスをすべて出しきれたかというと、そこはコンディション変化で崩された部分はあります。でも最終的にあの位置でフィニッシュできたというのは、戦略的な部分も含めてチーム全体の底上げ、進化を感じています。パワーユニット(PU)に関しても、パフォーマンスは上がっていると実感できています。
──バクー、ポール・リカールではエネルギーマネージメントが重要ですが、その進化も実感できていますか?
本橋CE:そうですね。そこはアゼルバイジャンの方が感じましたけど、電気エネルギーの回生量とかパフォーマンスは確実に上がっていると感じました。それは長いストレートが何本もあるポール・リカールでも感じたことですね。
■予選は振るわずも、角田は「ここまでの7戦で多くのことを吸収しているはず」
──2年前のフランスGPではスペック3を投入しながら、デプロイ切れなどに手こずりました。
本橋CE:はい。確かにライバルと比較した相対的な戦闘力では、まだまだ届かなかった。ただ一歩一歩の積み重ねや、チームの理解を得ての投入だったりを経て、今の我々があるわけで、あの時のスペック3が失敗だったとか、そういうわけではありません。今の僕らを作ってくれた一部だったんだなと。
──パワーユニット単体の比較は難しいと思いますが、今のホンダ製PUは4メーカーのなかでトップの実力があると思いますか?
本橋CE:確実にトップだとは、まだ思っていません。メルセデスやフェラーリと互角に戦える、そしてすべてが噛み合ったときには、レッドブル・ホンダはメルセデスに勝てる、そこまでは行けている。肩を並べて戦えるところまで来ているとは思っています。
──今週末の角田選手の戦いぶりは、どんなふうに見ましたか。
本橋CE:予選に関しては、FP3後にセットアップを大きく変えたこともあって、残念な結果になってしまいました。ただガスリーは対応できているわけで、そこも学びのひとつだったと思います。一方でレースはピットレーンスタートでしたが、しっかりオーバーテイクしてくれたし、タイヤマネージメントもできている。予選は残念でしたが、ここまでの7戦で多くを吸収してくれているはずです。もうちょっと落ち着いてとは思いますけど、学ぶなかでは失敗することも必要なのかもしれません。
──予選Q1の走りは、必ずしも全開アタックではなかったのですか?
本橋CE:そうはいっても予選ですから、通常よりは気合は入っていたと思います。ただクルマの特性が大きく変わったのも、要因としてはある気がします。FP3でもマシンバランスがもうひとつだったので、予選に向けてセットアップを見直しました。あと風もあって、バランスが変わった部分はあるでしょうね。


(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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| 1位 | ジョージ・ラッセル | 51 |
| 2位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 47 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 34 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 33 |
| 5位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 6位 | ランド・ノリス | 15 |
| 7位 | ピエール・ガスリー | 9 |
| 8位 | マックス・フェルスタッペン | 8 |
| 9位 | リアム・ローソン | 8 |
| 10位 | アービッド・リンドブラッド | 4 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 98 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 67 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 18 |
| 4位 | TGRハースF1チーム | 17 |
| 5位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 12 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 12 |
| 7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


