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【F1データ主義】モナコで29年ぶりの勝利を飾ったホンダF1。アイルトン・セナが持つ記録を防衛
2021年5月31日
ホンダの優勝に沸いた2021年の第5戦モナコGP。この勝利でホンダは1991年以来の選手権リーダーとなったが、その一方でホンダはアイルトン・セナが持つ記録の防衛にも一役買っていた。それはモナコGPでの表彰台登壇記録だ。
セナのモナコGPでの記録といえば、歴代最多勝となる通算6勝がすぐに思い浮かぶ。現役でモナコGP最多勝がルイス・ハミルトン(メルセデス)だから、ハミルトンがこの記録を破るのは、早くとも4年後のこと。現在、さまざまな記録を更新しているハミルトンだが、モナコGP最多勝記録を破るのはかなり難しいことがわかる。
【データ1:モナコGP勝利数】
1位 アイルトン・セナ(通算6勝)
2位 グラハム・ヒル、ミハエル・シューマッハー(通算5勝)
4位 アラン・プロスト(通算4勝)
5位 スターリング・モス、ジャッキー・スチュワート、ニコ・ロズベルグ、ルイス・ハミルトン(通算3勝)
あまり知られていないが、モナコマイスターのセナが持つもうひとつの偉大な記録がある。それは、モナコGP表彰台獲得記録だ。
【データ2:モナコGP表彰台獲得数】
1位 アイルトン・セナ(通算8回)
2位 ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル(通算7回 ※現役ドライバー限定)
ハミルトンもしくはベッテルが今年のモナコGPで表彰台を獲得していれば、セナの偉大な記録に並んでいた。それを阻止したのが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)であり、ホンダ勢のセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)とピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)だった。
まずはガスリーだ。6番手からスタートしたガスリーは、ハミルトンとセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)を従え、ミスのない走りを行ったことで、メルセデス陣営に「アンダーカットしかない」と思い込ませることに成功。ハミルトンがガスリーをアンダーカットで抜こうした時点で、もしアンダーカットに成功していてもハミルトンの表彰台のチャンスはほぼなくなっていた。
しかし、ガスリーがハミルトンをカバーするためその翌周にピットインしたことで、ベッテルのオーバーカットを許し、ピットストップ後、ベッテルがガスリーの前に出た。つまり、ベッテルにはまだ表彰台のチャンスがあった。
そこで現れたのがペレスだ。ガスリー、ハミルトン、ベッテルが早めにピットインするなか、ペレスとレッドブル・ホンダは大胆なオーバーカット戦術を採り、ピットストップ前の8番手から一気に4番手へと4つのポジションアップに成功した。
最終的にペレスの前にはカルロス・サインツ(フェラーリ)とランド・ノリス(マクラーレン)がいたので、いずれにしてもベッテルとハミルトンが今年のモナコGPで表彰台に上がることはなかったのだろうが、もしガスリーとペレスがおらず、ベッテルとハミルトンがサインツやノリスと直接対決していたら、どうなっていたかわからない。
ホンダにとって最後のF1シーズンとなった今年のモナコGPで、セナの記録に並ばれることだけは避けたかったに違いない。今年のモナコGPはフェルスタッペンの走りだけでなく、ガスリーとペレスの走りも光っていた。
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

