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ルクレールが母国でポールポジション獲得も、最終盤にクラッシュ。フェルスタッペンが2番手【予選レポート/F1第5戦】
2021年5月22日
5月22日現地時間15時、F1第5戦モナコGPの予選が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。
朝に雨が降りFIA-F2のレースはウエットコンディションで行われたものの、正午のF1フリー走行3回目までには路面も乾き、予選もドライコンディション。気温は19度と平均的ながら、空には雲が低く垂れ込め路面温度は35度と木曜フリー走行に較べれば15度ほど低いコンディションとなった。
FP3でクラッシュを喫したミック・シューマッハー(ハース)は、マシンのダメージが大きく予選には不出走。ギヤボックス交換が必要となったため5グリッド降格ペナルティも科されている。
Q1では当然ながら各車ともソフトタイヤでコースインし、連続走行でタイムを記録していく。トラフィックが肝になる予選Q1だけに角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は開始1分前にピット出口に並び、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)に続き2番目にコースインを果たした。
路面温度が低いためタイヤに熱が入りにくく、各車ともビルドラップやクールラップを挟みながらタイヤの温度を準備していく。そのためコース上ではアタックのシークエンスの異なるマシンが混在しトラフィックが問題となる。
路面コンディションも急速に向上して各車が続々とタイムを更新していくなかで、首位バルテリ・ボッタス(メルセデス)、2番手ルクレール、3番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、4番手ランド・ノリス(マクラーレン)、5番手カルロス・サインツ(フェラーリ)、6番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)でルイス・ハミルトン(メルセデス)は7番手。
残り7分ほどで角田を始めQ1通過を争う中団以下のアルピーヌ勢、アルファロメオ勢、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、ウイリアムズ勢、ニキータ・マゼピン(ハース)がピットインして新品のソフトタイヤに交換して2セット目のランに入る。
ここで各車がタイムを更新していくなかで角田のタイムは18番手。残り時間ギリギリで最後のアタックラップに入り、自己ベストタイムを更新したものの16番手で0.018秒届かずQ1突破はできなかった。苦戦が続くアルピーヌのフェルナンド・アロンソ、FP3でクラッシュしたニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、そしてマゼピンがQ1敗退となった。

Q2でも各車がスタート前からピット出口に並んでコースイン。ガスリーを先頭に、ここでも各車ともソフトタイヤでアタックに向かう。
やはり連続走行でタイムを更新していく展開となり、トップタイムはフェルスタッペン、ルクレール、サインツ、フェルスタッペンと入れ替わっていく。
残り7分で各車が1回目のアタックを終えてピットインし、2セット目のソフトに履き替えてQ2最後のランに出て行く。Q3進出勢にとっては決勝のスタートタイヤとなるため、ここでは可能な限り少ない周回数でタイムを記録したい。
残り6分半でガスリーが先陣を切って2回目のアタックランへ。これに他車も続く。上位勢と中団勢のタイム差が大きいため、上位勢はQ3に向けた確認走行の意味合いも含めてのタイムアタックだが、ルクレールが1分10秒597を刻んで3周オールドのスタートタイヤを整える。
5番手ノリスから14番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)までが0.5秒以内にひしめく接戦のなか、エステバン・オコン(アルピーヌ)は0.077秒差で11番手となりQ2敗退。アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がQ3進出を果たした一方、木曜からブレーキングに苦しみ続けたリカルド、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ライコネン、ラッセルがQ2敗退となった。

Q3ではまずジョビナッツィだけが中古のソフトを履き、新品を2セット残しているそれ以外の全車が新品のソフトでコースインしていく。
まずフェルスタッペンが1分10秒576のトップタイムを刻んだが、ビルドラップを挟んだあとにアタックしたルクレールが0.230秒上回る1分10秒346でトップに立ち、サインツも0.265秒差の3番手につける。ボッタスはアタック2周目でさらにタイムを縮めて0.255秒差の3番手に浮上した。
残り4分で各車が新品のソフトタイヤを履いて最後のアタックへ。
最後のアタックでなんとルクレールがプールサイドシケインの入口でイン側ガードレールにヒットし、そのまま出口のガードレールに真っ直ぐクラッシュ。ここで予選は赤旗終了となり、ルクレールが予選をトップで終えたもののマシンのダメージが懸念される。ギヤボックス交換となれば5グリッド降格、別スペックパーツへの交換やモノコック交換となればピットレーンスタートが義務づけられることになる。
フェルスタッペンはトンネル出口まで好アタックを決めていたものの予選結果は2番手。3番手ボッタス、4番手サインツ、5番手ノリス、6番手ガスリー、7番手ハミルトン、8番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)はセクター1と2で自己ベストを刻んだがラスカスの先で3台のトラフィックに捕まってタイムを更新できず9番手に沈み、ジョビナッツィは10番手に終わった。



(Mineoki Yoneya)
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


