最新記事
- タイヤ劣化も大きく、ドライ予想のセッティン...
- ヒュルケンベルグの初表彰台を実現した好判断...
- 【ポイントランキング】2025年F1第12戦イギリ...
- ノリスが母国初優勝。37歳ヒュルケンベルグ、...
- 【正式結果】2025年F1第12戦イギリスGP 決勝
- 「新アップグレードは正しい方向への小さな一...
- 「しっかりまとめられたと思う」「今週末は間...
- F1 Topic:フェルスタッペンのポール獲得を実...
- アタック直前のデプロイ切れに足を引っ張られ...
- 初日苦戦のフェルスタッペン、低ダウンフォー...
- 角田裕毅、パワーロスに見舞われ予選Q2敗退「...
- フェルスタッペンが6戦ぶりのPP獲得。角田裕...
レッドブル・ホンダ密着:風と路面コンディションの影響でタイムが伸びなかった初日。予選に向け改善点も残る
2021年5月1日
ポルトガルGPは、ホンダにとって、あまり相性が良くないグランプリだ。F1で最も多くの勝利を挙げた第2期でも、ポルトガルGPを制したのはウイリアムズ・ホンダ時代の1986年(ナイジェル・マンセル)と、マクラーレン・ホンダ時代の1988年(アラン・プロスト)の2回しかない。
もちろん、この時代にポルトガルGPを開催していたのは、首都リスボン近郊にあるエストリル・サーキット。現在のポルトガルGPは首都リスボンから200km以上も離れたポルトガル南部のアルガルベ・サーキットだから、当時のジンクスは当てはまらない。
2008年に建設され、2009年に初めてF1の合同テストが行われたアルガルベ・サーキットで初めてF1のレースが行われたのは2020年。コロナ禍で大きくカレンダーが変更され、10月下旬に開催された。
今年は当初の予定ではカレンダーに入っていなかったが、コロナ禍が収まらず、4月に予定されていたアジアでのレースが相次いで延期または中止となったのを受けて、急きょ4月下旬に第3戦として組み込まれた。
そのポルトガルGP初日、レッドブル・ホンダの2台は「PUとしてはトラブルフリーの1日となり、多くのデータを収集することができました」(ホンダ田辺豊治F1テクニカルディレクター)と順調に走り込みを続け、マックス・フェルスタッペンが1分19秒980で2番手とまずまずの出だし。一方、セルジオ・ペレスはアタックラップで渋滞に引っかかって10番手に終わった。
2番手のフェルスタッペンの自己ベストタイムがフリー走行1回目の1分19秒893からコンマ1秒ほど遅かったのは、フリー走行2回目の途中から風が強くなったことが影響していたと考えられる。全長約4.653?のアルガルベ・サーキットは高低差に富んでいるため、その起伏が風の影響を予測しにくくし、ドライビングが難しい。
さらにこの日、ドライバーたちを悩ませたのが、路面だ。アルガルベ・サーキットは昨年、初開催に向けて路面を再舗装したのだが、それからまだ6カ月しか経過していないため、コンディションは大きく変わらず、依然としてグリップが低く、滑りやすかった。
「サーキットは素晴らしいけど、コンディションは昨年と似ていて、路面がとても滑りやすいんだ。もちろん、それはタイヤの構造が変わったことも関係しているけど、グリップ力は昨年より減っていると思う」(フェルスタッペン)
昨年のポルトガルGPの初日、フリー走行2回目でもフェルスタッペンは2番手だったが、その時のタイムが1分17秒940だったから、約2秒も遅くなったわけである(ちなみにエミリア・ロマーニャGPでのフェルスタッペンの初日のベストタイムは昨年より約コンマ5秒落ちだった)。
つまり、ポジションを考えれば、今週末もメルセデスとは僅差でマシンは引き続き好調だが、土曜日に向けてマシンの向上しろは多く残っており、やるべきことがいつものグランプリよりも多く残っているということを示している。
イモラでの勝利で通算79勝目を挙げたホンダにとって、今回のポルトガルGPは80勝目がかかったレース。またエミリア・ロマーニャGPに続いて連勝すれば、1992年のモナコGP&カナダGP以来の連勝となる。
「ライバルとの差は非常に僅差。厳しい戦いになるが、確実に結果に繋げるよう最善を尽くしていきたい」と、田辺TDの言葉にも自然と力が入っていた。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
7/4(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
7/5(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
7/6(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

