F速

  • 会員登録
  • ログイン

FIAレースディレクター、ローリングスタートでのレース再開は路面状況を考慮しての判断だったと説明/F1第2戦

2021年4月20日

 2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースにおいて、赤旗中断後にローリングスタートでレースが再開されたが、FIAのレースディレクターを務めるマイケル・マシは、この判断に間違いはなかったと考えている。


 エミリア・ロマーニャGPの後半、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)のインシデントで発生したデブリの除去のために赤旗が出された。その後ローリングスタートを決定したレースディレクターの判断について、ほとんどのドライバーやチームが納得していなかった。彼らは再度スタンディングスタートが行われると予想しており、誰もがすでにスリックタイヤを履いており、コースの大半はドライコンディションになっていたのだ。


 アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは、早めにスリックタイヤに変えたことが裏目に出たため、順位をかなり上げていく必要に見舞われたドライバーのひとりだった。ベッテルは「予想していなかったローリングスタートが行われた」とレース後に説明しているが、それが彼の戦略を左右してしまった。ベッテルはソフトタイヤでレースのリスタートに向かい、順位をいくつか取り戻そうとしていたが、スタンディングスタートは行われなかったのだ。


「ミディアムタイヤを履いている他のドライバーよりもソフトタイヤを履いていた僕たちはデグラデーションがひどかった。僕たちは、行われたようなローリングスタートではなく、通常のスタートが行われると思っていたからね」(ベッテル)

セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)


 レースディレクターのマイケル・マシは次のように説明した。


「それは紛う方ない裁量による手順だった。言うまでもなく一時中断後には、我々が以前行ったスタンディングスタートか、ローリングスタートのどちらかを行うことができる。状況を検討すると、特にターン2へのアプローチの左側、左の端の方がかなり湿っていたので、我々はローリングスタートを行うことを決定した」


 マシンがすでにセーフティカーの後ろを走行しており、タイヤ選択も行われていたところでローリングスタートの実施が決まった事実は、ドライバーとチームを当惑させた。しかしマシは、彼の判断を支持するレギュレーションの文言を示した。


「通常、マシンが一旦ピットレーンを離れれば、我々はスタンディングスタートもローリングスタートも行うことができる。今回、我々はマシンがターン7のあたりを走行中に決定事項を通知した。セーフティカーの表示が消え、ローリングスタートのサインがスクリーンに出たが、これはレギュレーションで規定されている手順だ」


 金曜日の2回のフリー走行後にはターン9と13のトラックリミットの規制方法が変更されたが、日曜日のマシの判断はドライバーたちを混乱させた。マシはポルティマオでの第3戦ポルトガルGP前日に行われる次のミーティングで、ふたたびチーム代表とドライバーに対し釈明しなければならないだろう。



(Grandprix.com)


レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ234
2位ランド・ノリス226
3位マックス・フェルスタッペン165
4位ジョージ・ラッセル147
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン103
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン46
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位エステバン・オコン23

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム460
2位スクーデリア・フェラーリHP222
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム210
4位オラクル・レッドブル・レーシング172
5位ウイリアムズ・レーシング59
6位ステークF1チーム・キック・ザウバー41
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム36
9位マネーグラム・ハースF1チーム29
10位BWTアルピーヌF1チーム19

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号