最新記事
- 2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP TV放送&...
- メルセデスF1代表の“400km/h発言”にFIA担当...
- デビューシーズンに向けたキャデラックの取り...
- 2026年のF1スプリントカレンダー発表。6戦を...
- キャデラックF1のリザーブドライバーは未定。...
- MOTULが50年ぶりにF1参戦へ。2026年からマク...
- 角田裕毅とローソンの接触に対する私見。フェ...
- サーキット・オブ・ジ・アメリカズ、F1とWEC...
- 【角田裕毅を海外F1解説者が斬る】レッドブル...
- 契約延長を目指すモンツァ、アップグレード作...
- 「これが最後のチャンス」夢のF1参戦を目指す...
- クルーの懸命な作業に報いるハジャーの表彰台...
【角田裕毅F1第2戦密着】クラッシュ直前はガスリーを上回る好ペース。速さを披露するも、“慣れ”が仇となったか
2021年4月18日
F1第2戦エミリア・ロマーニャGP予選Q1の最初のアタックラップだった。セクター2を通過した直後のバリアンテ・アルタでバランスを崩した角田裕毅は、マシンを制御できないまま、シケインの出口でコースアウト。タイヤバリアにリヤからクラッシュした。
セッションはすぐさま赤旗中断。直後にバリアンテ・アルタを通過したチームメートのピエール・ガスリーは「何が起きた?」とチームに無線で尋ねると、ガスリーのレースエンジニアは「彼はだいじょうぶ。でも、マシンはOKじゃない」と返信した。
いったい、何が起きたのか? 角田は次のように説明した。
「シケインの進入時にプッシュしすぎてしまいました。そのため、進入でマシンが不安定になり、大きなスナップが発生して、マシンをコントロールできずにバリアにスピンしてしまいました」
クラッシュする直前までは「マシンのフィーリングがとても良く、力強いラップだった」と角田は言う。実際、そのアタックラップのセクター1は24.216秒とアタックしていた15人中、ランド・ノリス(マクラーレン)に次いで2番目に速い区間タイムで通過していた。ガスリーが24.461秒だったことからも、角田のペースがいかに良かったかがわかる。
しかし、好事魔多し。セクター3に入った直後のバリアンテ・アルタにオーバースピードのまま進入し、クラッシュした。
「1セットのタイヤだけでもQ2に進出できたと思う」(角田)と悔やむように、そこまでプッシュしていなくても、角田はQ1を楽に通過していただろうことは、チームメートのガスリーがQ3に進出し、最終的に予選5番手を獲得していることが証明している。
にもかかわらず、なぜ角田はQ1からプッシュしたのだろうか? そのことについて、本人は何も語っていないが、F1マシンで最も走り慣れたサーキットだったことが、逆に仇になったという可能性はある。
しかし、限界で攻めることを要求されるF1ドライバーにとって、ミスは避けては通ることができないことも確か。テクニカルディレクターのジョディ・エギントンもこう語る。
「F1に挑戦する若いドライバーがミスするのはよくあること。だから、彼もそこから立ち直るだろう。最も重要なのは彼が無事だったこと。壊れたマシンは明日までに我々が修理するよ」
F1ドライバーとして、初めてクラッシュを喫した角田は「今日の予選でのクラッシュは僕のミス。チームに謝りたい」と謝罪した。しかし、気持ちはすでに日曜日のレースに切り替わっていた。
「今夜は気持ちをリセットして、明日のレースに臨みたい」
土曜日に自ら犯したミスを、日曜日に取り返してほしい。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
9/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

