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レッドブルF1首脳が恐れる、パワーユニット開発凍結が実現しない未来

2021年2月7日

 レッドブル・レーシングは、2021年末でホンダがF1活動を終えた後もそのパワーユニット(PU/エンジン)を継続して使用できる状況を整えるため、エンジン凍結規則の導入を求めてきた。他チームがこれに同意するかどうかが、レッドブルの今後に大きく影響する。


 レッドブルは、ホンダのパワーユニットの知的財産権を取得し、2022年以降もそのパワーユニットを使用していくことを望んでいる。だが、ホンダとの契約がまとまったとしても、その後、自身で開発を続けていく技術的ノウハウも予算もない。そのため、2022年シーズンから、おそらく2025年に新たなエンジンレギュレーションが導入されるまでの間、パワーユニット開発が凍結されることを求めている。


 凍結がなされず、レッドブルが開発を進められないままホンダのパワーユニットを使い続けたなら、メルセデス、ルノー、フェラーリのパワーユニットに大きな差をつけられていくだろう。レッドブルがどれほど優れたシャシーを作ろうとも、チームのポジションが下がっていくことは避けられない。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第17戦アブダビGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 ホンダのパワーユニットを使用し続けられない場合、レギュレーションにより、カスタマーの数が最も少ないマニュファクチャラーであるルノーがレッドブルへの供給を行うことが求められるため、レッドブルがパワーユニットを得られないという危機に陥ることはない。しかしレッドブルは、タイトルを4連覇した際のパートナーであるルノーと、その後、関係が悪化して契約を終えており、再び組むことを望んではいない。


 エースのマックス・フェルスタッペンは、2022年に競争力の低いパワーユニットで期待外れのシーズンを過ごすことになれば、レッドブルとの契約を打ち切り、他に移籍することを考えるだろう。強力なパワーユニットとドライバーを失ったレッドブルは、間違いなくトップグループから中団へとポジションを落とす。


 さらにレッドブルは、チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイを失うことも懸念しているはずだ。ニューウェイは非常に競争心が強く、トップで戦えない状況でF1活動を行うことに関心はない。ニューウェイがレッドブルから離れることを考え始めれば、他のチームが必ずや獲得に動く。たとえば資金が潤沢で今後上り調子になると予想されるアストンマーティンが、ニューウェイに多額の契約金を提示するかもしれない。以前から自分が所属するチームの共同オーナーになることを望んできたニューエイに、ローレンス・ストロールがチームの一部株式を差し出す可能性も十分ある。


 2月11日にF1コミッション会合が開催される。そこでエンジンレギュレーションについての協議が行われる予定になっており、レッドブル首脳の必死のロビー活動が実を結ぶのかどうかが注目される。

レッドブル・レーシングのエイドリアン・ニューウェイとマックス・フェルスタッペン
レッドブル・レーシングのエイドリアン・ニューウェイとマックス・フェルスタッペン



(Grandprix.com/autosport web)


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