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メルセデスF1は「誰よりも上手くやっている」とエディ・ジョーダン。評価の一方で、圧倒的優位の現状を問題視

2021年2月3日

 元F1チーム代表のエディー・ジョーダンは、メルセデスがF1で圧倒的優位を保つことは、F1にとって“問題”だと考えている。


 メルセデスは2020年に7年連続でコンストラクターズおよびドライバーズ選手権のタイトルを獲得しており、2021年もふたたびメルセデスが席巻するだろうと考えない理由は何もない。しかしながらジョーダンによると、メルセデスがその勢いのままに支配することは、F1にとって最善の利益にはならないという。


「F1は難しい状況にある。なぜなら誰もメルセデスを倒せないからだ」とジョーダンは『BBC Scotland』に語った。


「彼らは誰よりもうまくやっている」


「昨年レーシングポイントが優勝したが、それは素晴らしいセルジオ・ペレスによるものだった。そしてマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が最終戦で優勝したが、こうしたことから人々が勘違いをして、競争がよりオープンになると考えることはないだろう」


「メルセデスは最高の人材とエンジンを擁しているのだから、どうやってチャンピオンシップで負けるというのだろうか? 私はそれが問題だと思う」


「適切なスポンサーを見つけるのは難しいことだ。それについて異論はない」

2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGPでメルセデスがタイトル7連覇を確定
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGPでメルセデスがタイトル7連覇を確定


 2020年、メルセデスは17戦中13戦で優勝するという記録を残し、ルイス・ハミルトンは7ひとりで11勝を挙げて7度目の世界タイトルを獲得した。メルセデスとハミルトンは現在も契約交渉を続けているが、ハミルトンの実際の功績について議論が盛んになっている。多くの人々が、95回のグランプリ優勝を果たしたハミルトンの記録破りの功績は、まず何よりも彼の傑出したマシンによるものだと言っているのだ。


 しかしジョーダンは、メルセデスとチーム代表のトト・ウォルフが、もしハミルトンの成功とそれによってもたらされるメルセデスの功績が他のドライバーによって達成可能だと考え、F1のスーパースターであるハミルトンと袂を分かつことを決めたら、彼らは惑わされていることになると主張している。


「ルイス・ハミルトンは王冠の宝石だ。彼はすべてのテレビ局がインタビューをしたいと思うドライバーだ」とジョーダンはポッドキャスト『This Sporting Life』で語った。


「メルセデスはおそらく、これにはマシンが関係しており、彼らがハミルトンに最高のマシンを与えて世界チャンピオンになる素晴らしいチャンスをもたらしたと、多くのことを言っているだろう。そのことに異議はない」


「しかし、もし彼らがルイス・ハミルトンを他のドライバーと入れ替えて、同じ成功の要素を持てると考えているとしたら、彼らは惑わされていると思う」


「そしてひとつ確かなのは、メルセデスとトト・ウォルフは簡単に惑わされることはないということだ」


「彼は非常に頭のいい人物だ。彼はルイス・ハミルトンの価値を正確に分かっているし、彼らは話し合って良い解決策にたどり着くと思う。なぜならF1の世界はルイス・ハミルトンを必要としているからだ」

2020年F1第14戦トルコGP 優勝し7度目のタイトルを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)とチーム代表トト・ウォルフ
2020年F1第14戦トルコGP 優勝し7度目のタイトルを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)とチーム代表トト・ウォルフ



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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