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レッドブル社オーナー「ペレスの資金力に頼るつもりはない」タイトルスポンサー不在でもF1活動可能と断言

2020年12月26日

 レッドブル社の共同創設者で共同オーナーのディートリッヒ・マテシッツは、レッドブル・レーシングの2021年ドライバーとしてセルジオ・ペレスを選んだ理由は、純粋に彼の優れたパフォーマンスであり、彼を支援するメキシコ企業の資金ではないと語った。


 2021年に向け、レッドブルはアレクサンダー・アルボンをテスト&リザーブドライバーに降格し、ペレスを後任として抜擢することを決めた。アルボンは2020年に苦戦し、チームメイトであるマックス・フェルスタッペンとのギャップを縮めることができなかったためだ。


 チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、アルボンを外すことはレッドブルにとって難しい決断だったと認めている。一方で、ペレスの今シーズンのパフォーマンスを「無視することは不可能だった」とも語った。ペレスは2020年サクヒールGPでF1キャリアで初の勝利を挙げるなど素晴らしい成績を挙げて、ドライバーズ選手権4位を獲得した。


 レッドブルが所有するウエブサイト『SpeedWeek』でのインタビューでマテシッツは、レッドブルにとって強力なドライバーふたりを揃えることが必要であったため、速さを備え、しっかり結果を出すペレスを選んだと語った。


「来年に向けて、強力なドライバーふたりを揃える必要があった」とマテシッツは語った。
「ペレスはパフォーマンスの点でベストドライバーのひとりだが、我々のような(トップ)チームのマシンに乗るチャンスが今までなかった。彼はこのチャンスにふさわしい」


「我々の目標は、2台目のシートに座るドライバーとして、パフォーマンスのみに基づいて可能な限り優れた者、多くのポイントを獲得できる者を選ぶことだった」


 ペレスを支援するメキシコ企業のスポンサーの資金も重要な要因になったかと尋ねられたマテシッツは、それを否定した。


「私は彼のスポンサーが誰なのかということすら知らない。つまりそれは決定的要因ではなかった」


「彼がスポンサーを連れてくるのであれば、歓迎する。それはシートへの持参金ではないが、チームにとってボーナスになる」


 レッドブルはタイトルスポンサーであるアストンマーティンを2021年に失う。それに代わるスポンサーが新たに加わる予定はないと、マテシッツは改めて語った。


「(タイトルスポンサーのアストンマーティンに代わる存在は)我々自身だ。今後は我々自身がチームのスポンサーになる」


 経済的な面でそれは可能なのかと聞かれ「可能でなければならない」とマテシッツは答えた。

2020年F1バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブルRB16・ホンダ)
2020年F1バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブルRB16・ホンダ)

 マテシッツは、フェルスタッペンとペレスのペアにより、2021年にはF1タイトルを賭けて戦えるようになると考えている。しかし同時に、上位半分のチーム間の戦いは接戦になるとも予見している。


「来年は戦いがいっそう厳しくなるだろう」と76歳の富豪であるマテシッツは認めた。「全員の差が縮まってきている」


「我々はメルセデスに近づきつつあるが、マクラーレンとアストンマーティン(現レーシングポイント)も我々に追いついてきている」


「メルセデスの下で非常に激しい競争が行われているのだ。さらにアルファタウリを忘れることはできない。ガスリーは素晴らしいシーズンを送り、大きな自信をつけた。ダニール・クビアトも優れたレースをしたが、残念ながら一貫性に欠けていた」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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