最新記事
- ハミルトン、レース開始直後からGPSが使えず...
- 「まさにレジェンドだった」無線を送り、パル...
- 「荒れた展開のレースを活かせなかった」「リ...
- 「すべての判断は正解だったが、インターはペ...
- タイヤ劣化も大きく、ドライ予想のセッティン...
- ヒュルケンベルグの初表彰台を実現した好判断...
- 【ポイントランキング】2025年F1第12戦イギリ...
- ノリスが母国初優勝。37歳ヒュルケンベルグ、...
- 【正式結果】2025年F1第12戦イギリスGP 決勝
- 「新アップグレードは正しい方向への小さな一...
- 「しっかりまとめられたと思う」「今週末は間...
- F1 Topic:フェルスタッペンのポール獲得を実...
ホンダF1田辺TDレース後会見:「ゴールを切った瞬間に、本当にホッとした」メルセデスに一矢報いた最終戦
2020年12月15日
2020年F1第17戦アブダビGP決勝レースは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウイン、アレクサンダー・アルボンも3位ルイス・ハミルトン(メルセデス)に肉薄しながらの4位入賞を果たした。今季はずっとメルセデスの厚い壁に阻まれ続けたシーズンだったが、最後に一矢報いた形となった。
レッドブル・ホンダはこの1年で、最大のライバルにどこまで近づくことができたのか。今回の勝利についてホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、「あくまで今年のこのサーキットのコンディションで上回ったという、非常に限定的な意味」と慎重な物言いに終始したものの、それでも来季に向けての確かな手応えを感じているようだった。
────────────────────
──まずは最終戦を振り返ってください。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):フェルスタッペンがポール・トゥ・フィニッシュで優勝、1年間をいい形で締めくくることができました。ただ終わりよければすべてよしと言いますが、チャンピオンを獲って終われなかったことには、まだまだ王者メルセデスには敵わなかったことを胸に刻む1年になりました。
来季はホンダ参戦最後の1年になりますが、悔いのない形で1年後の最終戦を迎えたいと思います。終わりよければすべて良しの1年にするべく、明日から開発に集中したいと思っています。
──メルセデスはMGU-Kに問題を抱えて、抑えて走っていたという情報もあります。田辺さんは今回の勝因を、どう分析していますか。
田辺TD:メルセデスが実際にどうだったのか、私たちにはわかりません。いつも言ってることですが、信頼性、戦略なども含めた総合的なパッケージとしてメルセデスを上回ったということなんでしょうね。ただ、あくまで今年のこのサーキットのコンディションで上回ったという、非常に限定的な意味です。
──結果的にスタートからチェッカーまで首位を走り続けたレースになりましたが、田辺さん自身はどんな気持ちでレースを見守っていましたか。
田辺TD:スタートで2台を抑えて1コーナーに入って行った時点で、ひとつホッとしました。ただ向こうは、2台で攻めてくる。序盤から徐々に離していったわけですが、戦略を分けてくる可能性はあった。その可能性がある限りは、一段落はできなかったですね。
SCのタイミングでタイヤ交換して、そこで戦略が固定された。そこでもう一段落。そこからタイヤが保つかという不安要素はありましたが、安定したペースで2台を離していけた。ラップタイム差とマックスの走りは安心できるものでしたが、パワーユニットは生き物で最後まで何が起きるかわからない。なのでゴールを切った瞬間に、本当にホッとしました。
──今回はメルセデスに勝てましたし、シーズンを通してレッドブル・ホンダは着実に進歩してきたと思います。シーズン序盤から今まで、対メルセデスでどれだけ差を詰められたと考えていますか。
田辺TD:けっこう近づいた、という感じでしょうか。
──それはスタート地点が、あまりに酷かったからということですか。
田辺TD:レッドブルに、そう言っておきますよ(笑)。まあその意味でいうと、開幕数戦の状況、そこから中盤に移って一歩近づき、終盤でさらに一歩近づいた。そうやって近くには来ました。去年から今年にかけてのオフシーズンを見た時、メルセデスと他チームの進歩には差があった。それを見るにつけ、今年から来年にかけても相当頑張らないと、追いつけ追い越せというわけにはいかないと思っています。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
関連ニュース
7/4(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
7/5(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
7/6(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

