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F1第17戦アブダビGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
2020年12月14日
2020年F1第17戦アブダビGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはカルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ダニエル・リカルド(ルノー)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、エステバン・オコン(ルノー)、ランス・ストロール(レーシングポイント)だ。
■BWTレーシングポイントF1チーム
ランス・ストロール 決勝=10位
とてもタフなレースだった。チームのせいではない理由でチェコ(セルジオ・ペレス)がリタイアを強いられ、僕らは選手権争いで劣勢に立たされた。そして、彼のクルマが止まったことでセーフティカーが出動し、その判断が正しかったかどうかも疑問が残るところだけど、続いてピットレーンで(カルロス・)サインツJr.に抑え込まれるという出来事があった。あれでタイムを失ったのは確かだ。ただ、僕はコース上でも苦戦していた。一時的にペースが良くなることもあったけど、あまり一貫性がなかったんだ。
終盤にはタイヤが終わりかけていた上に、温度も大きく落ちてしまい、エステバン(・オコン)に抜かれて順位を下げた。どうしてああなったのか、よく調べてみる必要がある。コンストラクターズ選手権で3位を獲れなくて残念だ。チームの全員が、それを手にするに相応しいハードワークを続けてきたのだから。今年は本当にいい場面が何度かある一方で、取り逃がしたチャンスもあった。しっかり反省して、将来の改善につなげるべきことが、数多くあったということだ。
いまはちょっと落胆しているけど、2021年にはレーシングポイントがアストンマーティンF1チームに生まれ変わるという、エキサイティングな未来が待っていることを思い出すべきだろう。これまで以上に輝かしい時期が訪れるに違いないよ。
■ルノーDPワールドF1チーム
エステバン・オコン 決勝=9位
チャレンジングなレースだったけど、最終ラップでランス(・ストロール)をオーバーテイクして、いい形で終われてよかった。そうして最後まで戦ったのだから、満足してもいいと思う。反省すべき点もいくつかある。最初のスティントでは少し苦戦したし、前のクルマをなかなか抜けなかった。でも、終盤になるとクルマの動きが良くなってきて、それからは本当に楽しかったよ。
今日のレースが、僕らの1年間を端的に物語っていたと思う。序盤はあまり順調とは言えなかったけど、とてもいい感じで終わることができたからね。まだ改善できる領域があることは分かっている。チームのみんな、エンストンとビリーのファクトリーのみんなの今季のハードワークに、心からありがとうと言いたい。そして、今年のチームメイト、ダニエルにも感謝している。移籍先での活躍を祈っているよ。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=8位
8位を獲得できてうれしい。厳しいレースで、何台もオーバーテイクし、たくさんのバトルをしなければならなかった。
全体的に見て、楽な週末ではなかった。マシンの感触にあまり満足できずにいたんだ。それでも重要な時にやるべきことをしっかりやれたと思う。最終戦でチームにポイントを持ち帰ることができてとてもうれしい。アブダビGPで可能な最大の結果を出したと思うからね。
今シーズン頑張ってくれたチームの全員に心から感謝する。彼らと働けることは大きな喜びだった。僕らはあらゆる分野において大幅な進歩を果たし、中団でライバルたちとしっかり戦ってきた。
今年一緒に成し遂げた素晴らしい出来事、僕らの初優勝の喜びを、これからじっくり味わおう。そして来年に向けてしっかり充電し、もっと力をつけて戦いの場に戻ることを目指し、パフォーマンス向上に努めていく。
■ルノーDPワールドF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=7位
11番手からのスタートだったことを考えれば、7位という結果は十分に満足できるものだ。ハードタイヤで走った最初のスティントは本当に好調で、クルマのフィーリングは全体を通じて良かった。セーフティカーで少し状況が変わったとはいえ、本当はもう少し速いペースで前方のクルマに追いつきたかった。
コンストラクターズ選手権を3位で終えるのは難しいと思っていた。でも、全体としては、チームにとってポジティブなシーズンになり、昨年と比べれば大きく進歩することができた。僕のこのクルマでの最後のラップは、このレースのファステストラップにもなった。そのつもりでハードに攻めたんだ。うまく決まっていい気分だよ! 素晴らしい2年間を過ごさせてくれたチームに、メルシー・ボクー!
■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=6位
チームにとって素晴らしい日になった。最初から最後まで、週末全体を本当にうまくまとめることができたと思う。集中を切らさず、着実な仕事をして、みんなのおかげで文句なしのレースをした末に、選手権3位を持ち帰ることができた。
僕自身について言えば、最高にエキサイティングなレースというわけではなかった。クリーンなレースをしようと心がけ、レース中盤には何度かオーバーテイクも決めて、6番手まで戻してフィニッシュできたのだから、その点では満足している。また、ドライバーズ選手権でも、マクラーレンに来てから2年連続で6位に入れたので本当にハッピーだ。今年後半の7〜8戦では、少し僕らの方に流れがきていたように思うし、そのおかげで、シーズン初めからのペースの速さを結果に結びつけることができた。何が起きようとプッシュし続け、自分がやっていることを信じ続けなければいけないということが、これで証明されたと思う。
サーキットだけでなくファクトリーで働く人たちも含めて、素晴らしい2年間を過ごさせてくれたチームメンバーのひとりひとりに、心から感謝している。ここでの最高の思い出を忘れないよ。僕なりに力を尽くして、マクラーレンがかつての地位へと近づく手助けができて光栄だった。来年はライバルとして戦うのが楽しみだ。みんなの幸運を祈るよ。
(autosport web)
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4/11(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 結果 / レポート | |
4/13(日) | 決勝 | 24:00〜 |


1位 | ランド・ノリス | 62 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 61 |
3位 | オスカー・ピアストリ | 49 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 45 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
6位 | シャルル・ルクレール | 20 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 15 |
9位 | エステバン・オコン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 111 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 75 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 61 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 35 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 15 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

