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「ハードタイヤがレースの鍵」となったアブダビGPをピレリが振り返る。フェルスタッペンを称賛

2020年12月14日

プレスリリース
2020 アブダビグランプリ 決勝

ハード(C3)コンパウンドによる長いスティントがレースの鍵となる

2020年12月13日、ヤス・マリーナ

キーポイント

・レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、キャリア通算10勝目となる今シーズン2勝目をポール・トゥ・ウインで飾りました。ポールポジションからの優勝は、アブダビグランプリで6年連続となりました。フェルスタッペンは、ミディアム〜ハードと繋ぐ1ストップ戦略を採りました。2位、3位に続いたメルセデスのバリテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンをはじめ、他の6名のドライバーも同じ戦略を使用しました。


・スタート時には、トップ3グリッドをはじめとするドライバーが装着したイエロー・ミディアム、レッド・ソフト、ホワイト・ハードの全3種類のコンパウンドが見られました。ハードを選択したドライバーは、長いスティントによるトラックポジションアップを狙っていました。


・10周目のセーフティカー導入がレースに重要な影響を及ぼし、上位勢を含む多数のドライバーがハードタイヤへ交換しました。この時、ステイアウトしたドライバーは、フェラーリの両ドライバー、ルノーのダニエル・リカルド、ハースのケビン・マグヌッセン、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィでした。


・ハードタイヤでスタートしたドライバー中の最上位は、11番グリッドからスタートしたリカルドでした。リカルドは、39周のオープニングスティントを走行して7位を獲得しました。


・1ストッパーが主流となり、2ストッパーはウイリアムズのニコラス・ラティフィとマグヌッセンのみでした。唯一の3ストッパーは、マグヌッセンのチームメイトのピエトロ・フィッティパルディでした。

各コンパウンドのパフォーマンス

・ハードC3:多くのラップで使用され、レースの基盤を構成するタイヤとなりました。セーフティカー導入によって、大半のドライバーが予定よりも早くハードへ交換しました。4名のドライバーが、長い第1スティントを狙ってハードでスタートしました。また、9名のドライバーが、セーフティカー導入周回からフィニッシュまでの45周のスティントを走行し、ハードタイヤの非常に低いデグラデーションレートと一貫した性能を示しました。


・ミディアムC4:11名のドライバーが、スタート時にミディアムを装着しました。レースで重要な役割を演じると予測されていましたが、セーフティカーの導入によって、その役割は限定的となりました。フェラーリのシャルル・ルクレールとアルファロメオのジョビナッツィは、ミディアムでスタートし、セーフティカー導入周回中ステイアウトしました。また、リカルドは、ファイナルラップでミディアムを使用してファステストラップを記録しました。


・ソフトC5:限定的な使用となり、5名のドライバーが第1スティントで、フィッティパルディのみがファイナルスティントでソフトを装着しました。ソフトは、他のコンパウンドよりも若干大きなデグラデーションを示していました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント

「セーフティカーがレースに大きな影響を及ぼしました。ピットストップのロスタイムを抑制すべく、大半のドライバーが予定よりも早いピットストップをセーフティカー導入周回中に行いました。この結果、ハードタイヤがレースの鍵となり、ドライバーたちはフィニッシュまでタイヤマネジメントに徹することを余儀なくされましたが、ハードタイヤは45周の走行というチャレンジに非常に良く持ちこたえました」


「各チームは、我々の予測通りの戦略を採用し、スタート時には全3種類のコンパウンドが見られました。レース週末を席巻したマックス・フェルスタッペンと、極めて困難な状況下に素晴らしい17レースを開催したFormula 1を称賛したいと思います。我々は、火曜日に開催されるヤングドライバーテストのためにアブダビに残ります。このテストは、2020年型タイヤの最後の使用機会となります」

■2020年F1第17戦アブダビGP レースインフォグラフィックス


2020年F1第17戦アブダビGP レースインフォグラフィックス
2020年F1第17戦アブダビGP レースインフォグラフィックス

2020年F1第17戦アブダビGP レースインフォグラフィックス
2020年F1第17戦アブダビGP レースインフォグラフィックス

■コンパウンド毎のラップタイム上位

・ハードタイヤ
マックス・フェルスタッペン:1分40秒958
バルテリ・ボッタス:1分41秒131
アレクサンダー・アルボン:1分41秒227


・ミディアムタイヤ
ダニエル・リカルド:1分40秒926
セバスチャン・ベッテル:1分41秒475
ケビン・マグヌッセン:1分41秒999


・ソフトタイヤ
ピエトロ・フィッティパルディ:1分41秒707
アレクサンダー・アルボン:1分42秒885
ランド・ノリス:1分43秒879

■最長スティント

・ハードC3:ランド・ノリス、ピエール・ガスリー、ランス・ストロール、アレクサンダー・アルボン、エステバン・オコン、マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン、カルロス・サインツJr.、バルテリ・ボッタス 45Laps
・ミディアムC4:アントニオ・ジョビナッツィ 27Laps
・ソフトC5:ランド・ノリス、ピエール・ガスリー、ランス・ストロール、アレクサンダー・アルボン、ダニール・クビアト 10Laps



(ピレリジャパン プレスリリース)


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ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
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2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

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