F速

  • 会員登録
  • ログイン

ホンダF1田辺TD初日会見:「新しいサーキットに来たと思ってやっている」これまでとはまったく異なるアプローチに

2020年12月5日

 バーレーン2連戦の2戦目となるF1第16戦サクヒールGP。まったく異なるコース特性とあって、「レッドブルリンクやシルバーストンでの2連戦とは、まったく違うアプローチになる」と、ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは語る。


 初走行となった初日フリー走行で、ホンダ製パワーユニット(PU)を搭載する4台は、終始トップ10内に入る速さを見せた。「車体、パワーユニットともに、セットアップの煮詰めなどやるべきことは多い」と言いつつ、スムーズに1日を終えたことに手応えを感じているようだった。


────────────────────


──実際に走ってみて、新コースはいかがでしたか。


田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):同じバーレーンですが、レイアウトはずいぶん違う。3つのストレートとコーナーの組み合わせですね。


 FP1、FP2の結果でいうと、FP1ではホンダ車がトップ6内に4台、FP2でもトップ10内に4台と、まずまずの初日でした。車体、パワーユニットともに、トラブルもなかったです。唯一(ピエール)ガスリーのミラーがぶらぶらしたり、バンプや縁石に乗り上げた際に若干パーツにダメージを負ったりというのはありましたけど、その程度で済んでいます。


 いつも言うようにまだ初日ですし、車体、パワーユニットともに、セットアップの煮詰めなどやるべきことは多い。とはいえ、スムーズな初日でした。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2020年F1第16戦サクヒールGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)


──予選に向けては。


田辺TD:1周が短いということで、初日フリー走行でもトラフィックの影響が色々見られました。予選では、そこにどう対処していくか。どのタイミングで出すのか最適か、スリップを積極的に使っていくのか、その辺りを見極めるのが重要になるでしょうね。


──同じサーキットでの2連戦とはいえ、レイアウトが変わっている。そうするとまったく違うコースへの対処ということになるのか、あるいは基本は同じで、変更部分だけ微調整ということなのか。どちらでしょう。


田辺TD:レッドブルリンクやシルバーストンでの2連戦とは、まったく違うアプローチになりますね。人間の移動はなくて、同じホテルから同じサーキットへの通勤という点は同じですが、それ以外は別物です。新しいサーキットに来たのと、同じだと思ってやってます。


──先週質問した時には、今回のレイアウトでもエネルギー回生は心配してないとのことでした。実際に走ってみて、いかがですか。ブレーキングポイントは、減ってるわけですが。


田辺TD:いろいろ策を考えて、なんとかしています。それは今回に限らず、いつもやっていることですね。


──このレイアウトは、エネルギー回生の面では厳しいサーキットに分類されるのでしょうか?


田辺TD:厳しいの定義が何かにもよりますが、大変な部類には入りますね。

2020年F1第16戦サクヒールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第16戦サクヒールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第16戦サクヒールGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
2020年F1第16戦サクヒールGP ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2020年F1第16戦サクヒールGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)



(取材・まとめ 柴田久仁夫)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 22:30〜23:30
フリー走行2回目 26:00〜27:00
4/19(土) フリー走行3回目 22:30〜23:30
予選 26:00〜
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号