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アルファタウリ・ホンダF1コラム:何もかもうまくいかなかった週末。入賞を狙える実力は影を潜める
2020年11月23日
2020年F1第14戦トルコGPでは、アルファタウリ・ホンダの2台は予選で後方に沈み、決勝でも周回遅れで入賞を逃す結果に終わり、これまでの好調さは影を潜めた。
さて今回も、ダニール・クビアトとピエール・ガスリーのふたり、そしてチームのパフォーマンスを10点満点で私的に採点していこう。トルコGPでの評価は、以下の通りだ。
【ドライバー】
ピエール・ガスリー 予選15番手/決勝13位 → 6/10点満点
ダニール・クビアト 予選17番手/決勝12位 → 6/10点満点
【チーム】
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ 4/10点満点
ドライタイヤで走った初日だけは、好調に見えた。ライバルたちが超低グリップの路面にてこずり満足なタイムが出せないなか、FP1はピエール・ガスリー4番手、ダニール・クビアト6番手。FP2では逆にクビアトがガスリーを凌いで、6、7番手につけた。今季はクビアトが初日に出遅れることが多かっただけに、2台揃っての安定した速さは予選、レースでの好結果を大いに期待させた。
ところがウエット路面となった2日目以降は、大苦戦を強いられた。タイヤにまったく熱が入らず、FP3はガスリー14番手、クビアト17番手。予選に向けてセットアップ変更を実施したものの、ルノーやマクラーレン、レーシングポイントの伸び代の方がはるかに大きかった。
クビアトはQ1でスピンを喫し、17番手。2セット目のアタックで6番手タイムを叩き出してQ2に進んだガスリーも、15台中最下位に終わった。フランツ・トスト代表は、「ウエット路面でのセットアップを、完全に誤った」と、ミスを認めている。
彼らはその後、すでにパルクフェルメに入っていたガスリー車のパワーユニット全交換を決めた。「ポルトガルGPで火災に遭っているための、念のための措置」(同代表)だったわけだが、理解できないのはFIAへの交換申請が予選が終わってしばらく経った夕方に行われたことだ。
カルロス・サインツJr.(マクラーレン)が走行妨害で審議にかけられたことは予選中にわかっていたし、ランド・ノリス(マクラーレン)の黄旗無視も予選直後に問題になっていた。彼らがペナルティを受け、ガスリーがグリッド昇格する可能性を、予測していなかったのだろうか。
ガスリーのグリッド順が13番手まで上がることがわかり、チームは慌ててPU交換作業を中止した。しかしFIAにはパルクフェルメ中の作業と認定され、PU交換ができなかった上に、グリッド最後尾降格のペナルティを科されてしまった。
それでも決勝レースのガスリーは、スタートの混乱を切り抜けて一気に13番手まで順位を上げた。しかしインターに履き替えてからはライコネンやボッタスの背後でスタックし、13位でレースを終えた。
クビアトもスタートでは16番手から4つ順位を上げ、レースペースも決して悪くなかった。しかし走行ラインが一本しかない状況で渋滞に捕まる間に、上位勢との差は絶望的に広がり12位が精一杯だった。
どんなサーキットでも確実に入賞を狙えるだけの実力を、今年のアルファタウリは備えているはずだった。しかしトルコの週末は予選の失敗とチームの不手際でグリッド後方からのスタートを強いられ、その後はほとんど追い抜き不可能な路面コンディションに終始。その結果、2台が完走しながらノーポイントに終わるという、今季初の屈辱のレースとなってしまった。
(柴田久仁夫)
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1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

