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「ホンダPUを引き継ぐというレッドブルのアイデアはうまくいく」とメルセデスF1代表。2チーム残留のため尽力とも
2020年11月11日
レッドブル・レーシングが2021年末でホンダがF1活動を終了した後、彼らのパワーユニット(PU/エンジン)を引き継いで参戦していくことを検討していることについて、メルセデスF1チーム代表トト・ウォルフは、そういった戦い方によりレッドブルが成功を収めることが可能であると、肯定的な見方を示した。
ホンダのパートナーであるレッドブルとアルファタウリが、2022年以降、どのパワーユニットを搭載するのかを検討するなかで、レッドブル首脳陣は、ホンダのパワーユニットの知的財産権を取得し、自身で製造していくことを最優先に考えていると発言した。しかしレッドブルは、膨大な開発費用を使う余裕はないとして、規則でエンジン開発の凍結がなされなければ自社のパワーユニットを使用することは不可能であるとも述べている。
現時点でフェラーリとルノーはエンジン凍結の提案には反対の姿勢を見せているが、メルセデスのウォルフ代表は肯定的な発言を行っている。
「レッドブルはひとつのレーシングチーム、大きな成功を収めてきたレーシングチームというだけでなく、エンジニアリングカンパニーだ」とウォルフは言う。
「ホンダはパワーユニットのアップデートを成功させてきた。今後に向けていい計画が進行中であり、まだ来年1年が残っている。来シーズン、チャンピオンシップにおいて成功を収めるべく全力を尽くしていくだろう」
「そのため、レッドブルはホンダのIP(知的財産権)を運営し、それを開発していくことに成功することができると、私は考えている」
「中期的なことに目を向けると、我々全員が新しいエンジンコンセプトに取り組むため、革新していくことになる。新エンジンは早ければ2024年か2025年には導入される可能性があり、皆、関心をそちらにシフトさせていく」
レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、エンジンマニュファクチャラーたちがエンジン凍結に同意しない場合、レッドブルの2チームはF1から撤退するかもしれないと警告を発している。ウォルフは彼らをF1にとどめることは重要であるとの考えを示した。
「彼らは、カスタマーのポジションに戻るのは気が進まないのだろう」とウォルフ。
「ホンダは素晴らしい仕事をしてきた。パフォーマンス向上のための取り組みが進行中であり、それがレッドブルに自信を与えるだろう。私は心からそう思っている。一方で、彼らはエンジン開発に関するOEMにおいて支出競争に突入したくはないと考えている。それも私は理解している」
「彼らの提案は賢明なものであり、私としては支持したい。レッドブルはF1にとって非常に重要なブランドだ。彼らの2チームをF1に残すため、また基本的なワークスステータスを持つ選択肢に関して彼らを助けるため、できることすべてを行う必要がある」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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