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【気になる一言】メルボルンで参戦を取りやめたマクラーレン、レーシングポイントの新型コロナ対策を暗に批判
2020年10月24日
2020年F1第12戦ポルトガルGP金曜日のFIA会見の第1部で話題の中心となったのは、新型コロナウイルスに関するものだった。というのも会見にはレーシングポイントのオットマー・サフナウアー代表が出席していて、チームはポルトガルGP直前に、前戦アイフェルGPで体調不良を起こして欠場したランス・ストロールが新型コロナウイルス検査で陽性反応が出ていたことを明らかにしたからだ。
釈明に追われるサフナウアー代表の横で同席していたマクラーレンのザク・ブラウン(マクラーレン・レーシングCEO)は次のように語り、レーシングポイントの対応を暗に批判した。
「振り返ってみると、我々がF1で最初にCOVID19の陽性者を出したチームだったと思う。この病気は非常に伝染性が高く、危険だ。だから、自分のチームだけでなく、レース界全体の安全を確保することが重要で、そのためには情報公開とコミュニケーション、そして強い責任感が必要になる」
「マクラーレンは、何よりもまずスタッフの安全を第一に考えている。絶対にリスクを冒してはいけない。なぜなら、感染が拡大すれば、グランプリの継続に関わる事態に発展する可能性があるからだ」
「レーシングポイントの一件について述べるとしたら、体調不良に陥った人物が出れば、その日に検査するべきだったと思う」
「今年3月のオーストラリアGPで我々のチームから体調不良のスタッフが出たとき、アンドレアス(・ザイドル代表)と私は医者ではないが、すぐに隔離することを決定を下して検査を行った。さらに検査で陽性という結果を受けて、我々はチームを隔離し、最終的にはレースに参加しないという決定を下した」
「もちろん、私は(ストロールに関して)『医者から検査の必要があるというアドバイスを受けなかった』と説明していることは知っている。あとから言うのは簡単だが、その医者が誰なのかわからない。マリヤ博士なのか、スース博士なのか……ドクター・ドレーかもしれない。とにかく、このウイルスは感染力が強いので、今度このような事態に陥ったら、必ず検査すべきだろう」
■ロシアGP後、レーシングポイントのエンジニアに感染者はいなかった
レーシングポイントはFIAが定めるプロトコルに従って5日おきの検査を行い、ストロールは欠場したアイフェルGPの日曜日に自宅があるスイスで検査し、陽性が判明。もし、ストロールが欠場することを決定したアイフェルGPの土曜日の時点で検査していれば、そこで陽性となっていたかもしれない。そうなれば、木曜日と金曜日にストロールと一緒に仕事していたレーシングポイントのスタッフも検査しなければならず、そこで陽性者が出れば、チーム自体がレースに参加できなかった可能性があった。
にもかかわらず、レーシングポイントは検査しなかっただけでなく、ニコ・ヒュルケンベルグを代役に起用し、何がなんでも出場することを目指した。ブラウンはその姿勢を暗に批判したのだ。
そのため、記者からはこんな質問がサフナウアー代表に飛んだ。
「イエスかノーで答えてください。ロシアGPの後、レーシングポイントのエンジニアで陽性者はいましたか」
この質問にサフナウアー代表は「ノー」と即答し、こう続けた。
「これまで我々は延べ2万回もの検査を行った。ファクトリーだけでも延べ1万5000回は行っている。その中で陽性だったのはふたりのドライバーだけだ」
「我々は他のどのビジネスよりも、地球上の他のどのF1チームよりも多くの検査を行っている。我々は毎週火曜日と毎週金曜日にすべての従業員を検査し、グランプリからイギリスに帰国したときはレースチームのすべてのスタッフを検査している。毎週月曜日に飛行機が着陸すると、ユーロフィン(ルクセンブルクに本社を構える検査会社)の検査を行っている」
「だから、安心して家族の元へ帰ることができる。もちろんロシアGPの後も検査を行い、エンジニアのだれひとり陽性にはなっていない」
新型コロナウイルスに関しては、様々な意見がある。マスクをつけるべきかどうか。ソーシャルディスタンスはどうするべきか。あるいは検査はどう程度行うべきか。しかし、F1界はレース活動を継続するために、厳しいプロトコルを作成し、全員がそれに従うことを決意した。2020年のF1はポルトガルGPも含めてまだ6戦ある。まだ気を緩めるのは早い。
(Masahiro Owari)
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4/18(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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4/20(日) | 決勝 | 26:00〜 |


1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

