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F1技術解説アイフェルGP編(1):挙動改善のレッドブル、リヤサスペンションにメルセデスの初期コンセプトを導入
2020年10月20日
来季2021年の車体開発に大きな制限が加えられていることもあって、各チームは今季中の改良を精力的に行っている。前戦アイフェルGPでは、レッドブルがRB16に大幅なアップデートを投入。結果的に今季最もメルセデスに近づけたレースとなったのは、果たしてその効果のおかげだったのだろうか。
レッドブルがニュルブルクリンクに持ち込んだアップデートは、すぐに効果を発揮したようだった。今季ずっと課題となっていたマシン挙動の不安定さに関して、2位表彰台を獲得したマックス・フェルスタッペンはこう語っていた。
「ニューパーツの導入で、挙動は明らかに改善された。アンダーステア症状が出ているけれど、大した問題じゃない。以前の(リヤがすぐにブレイクする)問題に比べれば、全然大丈夫だよ」
「今回の改良は、マシンバランスの向上に大きな効果があった。マシン前部と後部が、よりスムーズに連携してくれるようになったと感じる。アンダーステア症状は最後まで消えなかったけど、それは初日フリー走行で1周も走れなかったから。オーバーステアをなんとかするより、ずっと簡単なことだ」
レッドブルが行ったアップデートは、具体的にはリヤサスペンションの見直しだった。アッパーアームのホイール側の取り付け位置と形状を、大幅に変更したのだ。黄色矢印が示すように、接合部分の幅を広げ、中心部分に穴を開けている。いうまでもなく、前方からの気流の整流効果を狙ったものだ。下の写真に見られるアーム下の数枚のウイングレットへ、この穴からより気流が流れやすくなった。
この改良は明らかに、メルセデスがオーストラリアに投入したものを参考にしたものだ。
しかもレッドブルは当時、この穴が違法ではないかとFIAに訴えていた。開口部の入り口と出口の形状が異なり、結果的に空力効果を生じていると主張したのだ。そのためメルセデスはその後、この部分を塞いだ仕様を投入した。一方で今回のレッドブルの改良は、開口部の前後が同じ径になっており、問題はなさそうだ。
フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボンともに、マシン挙動が改善されたと語っている。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

