【気になる一言】ふたつのペナルティに不満を抱くハミルトン、練習位置は「ブラジルと大差ない」と主張
2020年9月29日
2020年F1第10戦ロシアGPレース後の上位3人のドライバーによる記者会見で、最も多くの質問を受けたのは、優勝したバルテリ・ボッタス(メルセデス)でもなく、2位となったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)でもなく、ポールポジションからスタートして3位に終わったルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。
その理由は、もちろん、ペナルティを受けることになった本番前のスタート練習についてだ。
ハミルトンの主張はこうだ。
「僕は今回だけでなく、いつも同じようにやってきたつもりだ。でも、今まで何も言われなかった。確かに『信号の右で』と書かれていることは知っている。でも、そこには『信号からどれくらい離れた右側』とは書かれていない。僕はみんなが行っているスタート位置で練習するのが嫌だったんだ。だって、そこにはすでに多くのラバーが乗っていて、グリッドとかなり異なる状況となっているからね。だから、あそこ(ピットロードの出口)まで進んで、練習した。そこにはラバーが乗っていないから」
そのことをハミルトンはチームに確認したのだろうか。
「確認したよ。チームも問題ないという判断だった。だって、ブラジルと大差ないじゃないか。ここはブラジルよりも、左側にもっとたくさんのスペースがある。ブラジルと比較しても、今日僕が練習した場所の方が安全だよ」(※編注:ブラジルGPが行われるインテルラゴスのスタート練習位置は、長いピットロードの先の本コース合流手前にあり、今回ハミルトンがロシアGPで行った位置に似ている)
このペナルティによって、ハミルトンは5秒×2回の10秒のペナルティが科せられ、3位に終わった。さらにそれぞれ1点ずつのペナルティポイントも科せられ、合計10点となった。その後ペナルティポイントは撤回されたが、記者会見が行われた時点では撤回はされていなかったため、残り4レースで2点以上加算され、12点となった時点で次のレースに出場できないという状況にいた。
「今年与えられたペナルティポイントはバカげているよ。ペナルティポイントというのは通常、誰かにぶつかったりして、ほかのドライバーを危険にさらすようなときに与えられるべきた。今回僕は誰にも危害を加えなかった。でも、もう終わったこと。前進するしかないし、これ以上、言い訳したくない」

(Masahiro Owari)
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| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


