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ホンダF1田辺TD予選後会見:最前列獲得とタイヤ戦略は「非常に明るい材料」PUトラブルに関する話し合いも実施
2020年9月27日
「非常に激しい戦いでした」と、第10戦ロシアGPの予選を振り返るホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクター。苦戦が予想されたソチで、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがメルセデス2台に割って入り、フロントロウを獲得する健闘を見せた。一方でアレクサンダー・アルボンはチームメイトに1秒以上の大差をつけられての10番手と、厳しい結果となってしまった。
前回のトラブルを受けて対策を施したパワーユニット(PU)は、ここまでの2日間まったくのトラブルフリー。田辺テクニカルディレクターはフェルスタッペンと今週末、トラブルの対策についてじっくり話し合ったことも明らかにした。
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──まず予選の総括から、お願いします。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):非常に激しい予選の戦いになりました。特筆すべきは、フェルスタッペンがメルセデス2台に割って入って、フロントロウを獲得できたこと。そしてQ2でミディアムタイヤを使ったので、このタイヤでレースをスタートできます。これもレースに向けて、非常に明るい材料です。
Q3には他に2台進出できましたが、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)9番手、アルボン10番手となかなか厳しい状況でした。(ダニール)クビアトはQ1でいい位置につけたのですが、Q2敗退となってしまった。ただこれも本当に僅差で、1、2コーナーまでの長いストレートで順位をアップしてくれればと思います。とにかくスタートが重要になるでしょう。
──レースの目標は?
田辺TD:両チームとも、ロングランペースは悪くないです。前戦はフェルスタッペンのトラブル、ガスリーのクラッシュと、レースをしっかり終えられなかった。いつも同じコメントで申し訳ないのですが、4台完走4台入賞を目指したいです。
──フェルスタッペンが、「今日のアタックは自分のなかでもベストのひとつ」と言っていました。田辺さんから見て、どんな印象を受けましたか。
田辺TD:レースはあくまで結果なのですが、その意味でも最後のアタックは素晴らしかったです。フェルスタッペンはどんな状況にも対応して、持てるポテンシャルをすべて引き出せるドライバーです。今回も、まさにそうでしたね。
──イタリアでのトラブルに関してフェルスタッペンが、「ホンダから非常にオープンに説明してもらった」と言っていますが、具体的には今回ソチに来てから田辺さんが直接説明を行ったのでしょうか。
田辺TD:はい。木曜日の全体ミーティング終了後に、私とレッドブル担当チーフのデビッド・ジョージ、そしてマックスの3人で話をしました。何が起きて、何を見つけて、どう対策したか、それらをきちんと説明しました。
──その時のフェルスタッペンは、どんな様子でしたか。
田辺TD:最初に「前回の件で話したいけど、時間くれる?」と話しかけたら、「いいですよ」と。別に怒っているとか、そういうことはまったくなくて、起きたことはしょうがないという感じでした。
話を聞き終えてから、いろいろ質問もあって、それにひとつひとつ答えていきました。最後はフェルスタッペンの方から「これからも頑張ろう」と言って、話し合いは終わりました。
──パワーユニット(PU)にトラブルが出た時など、いつもそういう話し合いはやっているのでしょうか? フェルスタッペンとは、今回が初めてだったのですか?
田辺TD:初めてではありません。マイナートラブルはともかく、大きな問題が出た時にはドライバーと話すようにしています。直接ドライバーに話せない時は、担当エンジニアにきちんと説明していますね。「あれは、どうなった?」「大丈夫」という感じでは、済ませていません。
──トラブルの深刻さでいうと、ムジェロのトラブルは田辺さんがF1に復帰して以来、どれぐらいのレベルだったのでしょう。
田辺TD:レースをリタイアした、という意味では非常に深刻でした。ただ簡単に解決できない、たとえばMGU-Hやエンジン本体などの非常に複雑なハードウェアのトラブルに比べると、今回(ムジェロ)はリタイアという結果は同じですが、次のレースまでにすぐに対応できた。その意味では、最も深刻なレベルかというと、そうではなかったですね。レースを失ったことは同じですが、すぐに回復可能なものでしたし、ハードウェアで繰り返し起きるトラブルとも違っていました。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

