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ホンダF1田辺TD会見:ガスリーのお祝いはリモート参加。一方PUトラブルの原因は「ほぼ解明」高温も影響
2020年9月11日
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが劇的勝利を収めた、先週の第8戦イタリアGP。一方でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、パワーユニット(PU)トラブルでリタイアを喫した。高温の状況がトラブルの原因になったとのことだが、幸い本体にダメージはなく、今後も継続使用できるとのことだった。
F1初開催の今週末のムジェロは1km以上のストレートを含むパワーサーキットで、スパ・フランコルシャン、モンツァに続いて、パワーユニットには過酷な週末となる。ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、「モンツァ並みの高いエンジン全開率なのは確かですが、エンジンの使い方やエネルギーマネージメントの準備を重ねてきた」と、語っていた。
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──先週のモンツァに続き、イタリア国内の連戦です。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):はい。ということで、モンツァからムジェロまで陸路移動してきました。コロナ禍でもあり、残念ながらみんなで集まっての祝勝会はできませんでした。ただアルファタウリ担当のホンダメンバーだけはムジェロに移動後、簡単なお祝いをしました。私もリモートで、乾杯だけさせてもらいました。
──改めてアルファタウリの優勝についてお願いします。
田辺TD:チームにとってもホンダにとっても大きな勝利でした。ガスリーもスーパーフォーミュラ時代からホンダファミリーの一員としてやってきてくれましたし、それもあって国内の反響は本当に大きかったですね。
──一方で、フェルスタッペンのリタイア原因はわかりましたか?
田辺TD:解析の結果、ほぼ解明されました。幸いエンジンに損傷はなく、継続使用の予定です。ただトラブルには高温も影響しているようで、今週末の暑いレースが予想されるだけに、きちんと備える必要があるでしょう。
──高温によるトラブルとのことですが、より具体的には?
田辺TD:先ほど申し上げたことだけですね。
──フェルスタッペンは赤旗中断前にDRSトレインに入ってましたが、それで高温の影響を受けたということはあったのでしょうか。
田辺TD:そちらでは、ないですね。むしろ赤旗中断が、好ましくなかったという感じです。
──イレギュラーなトラブルだったのでしょうか?
田辺TD:あれがしょっちゅう出たら、困ってしまいます。
──設計に関わるようなものではないということですか。
田辺TD:違いますね。基本的には、大丈夫です。
──ムジェロはF1では、未知のサーキットです。
田辺TD:はい。チームとともにシミュレーションを重ね、エンジンの使い方やエネルギーマネージメントの準備を重ねてきました。土曜日の午前中までにそのあたりを煮詰め、同一モードでのレースセッティングに反映するつもりです。
──田辺さん自身、ムジェロは初めてですか?
田辺TD:はい。テストで使っていた時期も、私は来ていませんでした。実際に来てみると、イタリアの緑豊かな丘陵地帯で、いいところですね。コース自体はまだちゃんと見ていないのですが、アップダウンが大きくて、コース幅が狭い印象です。ガレージは思ったより広くて、設備的にもキチッとしてますね。
──エンジンの全開率は?
田辺TD:モンツァくらい、高そうですね。高低差やクルマのバランスもありますので、走ってみないとわからない。とはいえ、かなり高いです。全開率は機密事項に関わることで、クルマの出来にも非常に関係するので、具体的な数字は言えませんが。
──改めてモンツァのレースですが、ボッタスは集団のなかでオーバーヒート気味になって、スリップにつけずなかなか順位を上げられなかったと言っています。他チームのことですが、ひょっとするとメルセデスの弱点はそのあたりなんでしょうか。
田辺TD:ホンダも厳しい状況にはありました。ただ1秒以内でくっつき続けるのは、タイヤ的にも厳しいですよね。これはあくまで推測ですが、彼らは1、2番スタートが常態化している。いつもクリーンエアのなかで走っているわけで、渋滞のなかで走る空力セッティングにはなっていない。そのためモンツァのような状況では、一気に温度が上がってしまった。冷却効率を落としたセッティングでしたからね。
それで赤旗中断中に、ルーバーを開けたりした。そういうことだったのではないかと思います。ただ絶対的に冷却が厳しいのかどうかは、わかりません。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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4/18(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

