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ホンダF1田辺TD初日会見:メルセデス勢を警戒しながらも4台の好調に手応え「あくまで初日だが、いい感じだと思う」
2020年8月29日
2020年F1第7戦ベルギーGPの金曜日、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が第2戦シュタイアーマルクGP以来となるフリー走行2回目(FP2)最速をマーク。チームメイトのアレクサンダー・アルボンも、フェルスタッペンとの差をこれまでより縮め4番手につけたほか、アルファタウリ・ホンダの2台もトップ10前後の速さを見せた。
スパ・フランコルシャンのコース特性からするとメルセデス優位が予想される今週末だが、ホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターは、「あくまで初日ですが、いい感じだと思います」と手応えを感じているようだった。
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──スパウェザーの予報でしたが、セッションは終始ドライでした。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):いまは土砂降りですよ(注:現地時間19時)。さっきまで雷も凄かったです。
──比較的、順調な初日だったのではないでしょうか?
田辺TD:そうですね。いつも言うようにあくまでグランプリ初日が終わっただけですが、4台ともにいい感じだと思います。特にレッドブル・ホンダの2台に関しては、これまではトップチームに水を開けられていたのが、今回はそうでもなかった。もちろん敵が何をやっているのかわからないし、純粋な速さ比較ではないですが。そしてアルボンもチームメイトに大差をつけられることが多かったのが、乗れていた頃の彼の速さが戻ってきた感じです。
──アルファタウリ・ホンダのふたりはどうでしょうか?
田辺TD:中団グループは相変わらず超接戦で厳しい状況ですが、課題をクリアしていけば集団のなかでも十分戦えるのではないか。そんな感触を持ちましたね。
──FP2終盤にフェルスタッペンが、「パワーがついてこない」というコメントをしていましたが、深刻な問題ではないのでしょうか?
田辺TD:違います。細かい(セッティング)レベルの話です。今回は車体の調子もいいからか、早めにスロットルを開けられる。その場合のわずかな遅れですね。
──フェルスタッペン自身はセッション後に「予選ではメルセデスが突然速くなる。ポール獲得は難しそうだ」、そしてレースに関しても「(メルセデスの)レースペースも凄くよかった」と、警戒感をあらわにしたコメントをしています。田辺TDもおなじ印象でしょうか?
田辺TD:そのコメントは聴いていませんが、同感です。
──今季のホンダは他メーカーと比べて、早いタイミングで2基目以降のパワーユニット(PU/エンジン)を投入しています。複数のパワーユニットを細かくやりくりする方針でシーズンを戦うということでしょうか。また、2019年よりもパワーユニットの使い方は細かくなりましたか?
田辺TD:一番の理由はレギュレーションが変わったことですね。2020年はシーズン開幕後は性能向上を理由としたアップデートができない。2019年まではスペック1、スペック2と、性能、信頼性向上を目的とした開発ができていたのが今年はできない。年間を通しての開発がないということです。
ですので1基目から3基目、あるいは万一問題が出て4基目、5基目を投入しても仕様は変えられない。それが前提としてあって、使用が許された3基をどう回していくか。そのやりくりの仕方を去年までとは変えているということです。
──ベルギーGP初日の好調さは、フェルスタッペンが優勝した第5戦70周年記念GPと似ている印象ですが、チームの雰囲気はいかがでしょうか。初日にやるべきことは、ホンダ側もチーム側もすべてやり切りましたか?
田辺TD:いえ、まだやることはたくさんあります。ただ基本的なメニューはこなせています。
──土曜日以降は、天気が変わりそうでしょうか?
田辺TD:スパウェザーですね。いまも依然として土砂降りです。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
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4/18(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
4/19(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
4/20(日) | 決勝 | 26:00〜 |


1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

