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田辺TDレース後会見:すべてが噛み合って掴んだ勝利は「レッドブルとホンダ双方のモチベーションが上がる結果」
2020年8月10日
今季5戦目に成し遂げたレッドブル・ホンダの初勝利は、メルセデスの連勝を阻止した貴重な1勝でもあった。レース後のホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターはその勝因を、「チーム力、ドライバー、パワーユニット(PU)。そのすべてが噛み合って、掴めた勝利」だったという。
さらに「総合力ではまだまだ差があるものの、それでも王者メルセデスに十分挑んでいける。それが見えたのは、大きかった」と語る。いつものような淡々とした口調ながらも、困難な状況で最高の結果を出したことに手応えを感じているようだった。
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──今季初優勝、おめでとうございます。今回の勝因は、何だったと思いますか。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):なかなか難しいレースでした。2週連続して同じシルバーストンでの開催でしたが、1戦目では何台かにタイヤバーストが出ました。そんな状況で、タイヤコンパウンドは1段階ずつ柔らかいものが供給された。さらにイギリスにしては珍しい、比較的高温のコンディションが続きました。
そのようななかで、レッドブルはフェルスタッペンに対して、予選Q2でハードタイヤを履かせた。彼もそれに応えて、きちんとタイムを出してQ3に進みました。
いうまでもなく予選の段階から戦略を立ててやっているわけですが、トップ10で唯一ハードをスタートタイヤにできたことが大きかったと思います。そしてレース中も、フェルスタッペンはきちんとタイヤを保たせながら走り続けました。
ホンダ製パワーユニット(PU)もトラブルなく、その走りをサポートしました。勝因は、その3つだったと思っています。戦略を含めたチーム力、ドライバー、パワーユニット。そのすべてが噛み合って、掴めた勝利でした。
──メルセデスを実力で破ったレースだったといえるでしょうか?
田辺TD:予選では今回も、大きく離されました。しかしレースペースとしては、かなりいい線をいけたと思います。
──フェルスタッペン以外の3人に関してはいかがでしょうか?
田辺TD:いずれもトラブルなく完走できたのは、よかったと思っています。クビアトは後方グリッドからポイントをもぎ取った。一方のガスリーは予選までかなり好調だっただけに、あと一歩で入賞できなかったのは残念でした。アルボンは多くのクルマを抜きながらも、タイヤをしっかり保たせる走りを続けた。単独走行では非常に速いペースで、上位入賞にこぎ着けました。

──今回の勝利を、田辺さんはどう捉えていますか。
田辺TD:皆さんもご覧になっておわかりのように、予選もレースもメルセデスが速い。マシンパッケージだけでなく、ドライバーもチームの総合力も抜きんでている。みんながきっちり仕事をして、結果を出しています。それを崩すのは、なかなか難しい状況でした。
ドライバーはよく「F1に魔法はない」と言ったりしますが、日々の開発でコンマ1秒詰めるのは本当に大変です。ましてやメルセデスとの差は、もっと大きい。それが今回は、レースの状況を予想して、チームが予選から手を打った。実際には、ハードでQ2を通過するのはかなりギリギリで、リスクのある選択でした。
しかしアグレッシブに敢行して、成功させた。そしてレースでも、総力で勝ちに行った。絶対値というか、総合力ではまだまだ差があるのですが、それでも王者に十分挑んでいける。それが見えたのは、大きかったですね。
特に今年は開催スケジュールが過密で、それを縫って開発を続けるのも本当に大変です。そして一度勝ち始めると、その勢いを止めるのはなかなか難しい。閉塞感が出てきかねない。そんななかでのこの勝利は、レッドブルにとってもホンダにとっても、モチベーションがさらに高まる結果でした。
──表彰台下には関係者が集まってましたが、レッドブル側とはどんな言葉を交わしましたか。
田辺TD:あそこでは、みんなで「ありがとう、頑張ったね」と言い合いました。その後のミーティングでは(レッドブルの)クリスチャン・ホーナー代表が「ホンダもありがとう」と言ってくれ、その際にフェルスタッペンからも「グッジョブ」と言葉をかけられました。
──昨年同様、気温が高い方がホンダ製パワーユニットには有利といえるのでしょうか。
田辺TD:この程度の気温、路面温度は、パワーユニットにとっては全然高温ではありません。ホンダだけでなく他のメーカーも、おそらくそうだと思います。
──レース中の無線からも、頻繁にエンジンモードを変えていた印象です。昨年のオーストリアでの初優勝がそうでしたが、1レースで使う分以上を前借りしたと、あの時田辺さんは言ってました。今回も勝負をかけるべき時に、前借りをしていたんでしょうか。
田辺TD:今回は前借りせずに済みました。プッシュしながら使ったのは事実ですが、無謀な使い方はしてません。


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| 2位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 47 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 34 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 33 |
| 5位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 6位 | ランド・ノリス | 15 |
| 7位 | ピエール・ガスリー | 9 |
| 8位 | マックス・フェルスタッペン | 8 |
| 9位 | リアム・ローソン | 8 |
| 10位 | アービッド・リンドブラッド | 4 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 98 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 67 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 18 |
| 4位 | TGRハースF1チーム | 17 |
| 5位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 12 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 12 |
| 7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


