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ピエール・ガスリー インタビュー:今季最上位の7番手に大満足「マシンの潜在能力をほぼ限界まで引き出せるようになった
2020年8月9日
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが、今季自己ベストの予選7番手を獲得した。今年はレーシングポイント、マクラーレン、ルノーが着実に速さを増し、アルファタウリ・ホンダがそのなかに割って入るのは至難の業だ。にもかかわらずガスリーはここまで予選トップ10に3度食い込み、4戦中2度の入賞も果たしている。
ガスリーがレースごとに存在感を発揮する一方で、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は不安定なマシンに手こずり、マックス・フェルスタッペンとのタイム差は開くばかり。そんなふたりの状況は、1年前のほぼ真逆と言っていい。となるとレッドブル復帰の噂も当然出てくるわけで、予選後の囲み取材でも話題の中心となったのだった。
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──予選結果には、満足していますか?
ピエール・ガスリー(以下、ガスリー):大満足だよ。素晴らしい予選だった。初日のフリー走行があまり納得できなくて、予選でまさかここまでのグリッドを獲得できるなんて全然思っていなかったからね。ひと晩のうちに、見違えるほどにクルマが進化した。僕自身の走りも、その性能をしっかり引き出せるものだった。
──ヘルムート・マルコ博士(レッドブルのモータースポーツアドバイザー)もさぞ喜んでいると思いますが、彼に何かメッセージを送ったり、あるいは会いに行ったりしましたか?
ガスリー:いや、特に何も。チームの誰かがきっと報告しているだろうし、違うチームバブルだから簡単には会えないしね。
──シルバーストンでこれだけの速さを見せたアルファタウリ・ホンダのパッケージは、他のどんなサーキットでも速いと思いますか?
ガスリー:そうだねえ……。そう言い切るのは、まだ時期尚早だと思う。ただひとつ確かなのは、今年の僕らはほとんどのレース週末でマシンの潜在能力をほぼ限界まで引き出せるようになっているということだね。予選でもレースでも、去年に比べてずっと安定した結果を出せているのは、それが大きいと思う。
一方で、もしマクラーレンが本来のマシン性能を十分に引き出せるようになったら、僕らより速いはず。もちろんフェラーリもそうだ。今は彼らがまだその点でちょっと手こずってるから、隙を突いて上にいけているということはあるね。彼らも確実に速くなっていくだろうから、今後は今以上に過酷な接近戦になると思う。
でもそんななかで、チームは僕に安定して速いマシンを提供してくれている。先週の第4戦以降はトラブルとも無縁だしね。その点は本当に感謝している。スタッフのためにも頑張らなきゃという気持ちになるよ。
──アルファタウリ・ホンダのパッケージは、去年よりずっと戦闘力を増していると言えますか?
ガスリー:それは間違いない。ただレースはあくまでライバルたちとの競争だし、レーシングポイントもマクラーレンもルノーも、去年よりずっと速くなっている。僕らのクルマはまだ彼らに劣っている部分がいくつもあるし、1日でも早く追い付こうと一生懸命やってるところだ。
──『AT01』には、去年のレッドブルのパーツがいくつか導入されていますよね。
ガスリー:テクニカルディレクターに確認しないとわからないけど、そうだと思うよ。
──今年のレッドブルは、去年より速くない。今年のあなたが速いのは、去年のレッドブルマシンの恩恵も受けているのかなと思ったのですが。
ガスリー:レッドブルからは足回りなどがメインで、車体性能の肝になる空力は、アルファタウリが独自開発しているはずだ。だからそこはあまり関係ないと思うよ。何よりレッドブルは、去年も今年も十分速いよ。ただメルセデスは、それを上回る進化をしてるということだね。
──同じシルバーストンでのレースですが、先週から今週にかけてさらに速さを増したように見えます。どんなステップアップをしたのでしょう?
ガスリー:車体のアップデート自体は特にないけれど、初日から2日目にかけてのセットアップ変更で、マシンバランスを大きく改善できた。今週末はそれが大きいね。
ただ風に対しては、影響を受けやすい。多くのドライバーが同じことを言っていたけど、僕らのクルマは特にナーバスな感じだ。挙動が一気に予測不能になってしまう。そこは大きな改善課題のひとつだ。
──マルコ博士の話題をぶり返しますが(笑)、メッセージは送ってないとのことですが、逆に向こうから「よくやった!」などのメッセージは届いていないのですか?
ガスリー:しつこいねえ(笑)。それも、ないよ。時々はメッセージのやり取りはあるし、グリッド上で話をすることもあるけどね。
──今の活躍が続くと、レッドブルへの復帰も視野に入ってくるのではないかと思います。それともずっと、アルファタウリにいてもいいですか?
ガスリー:(苦笑)僕もレーシングドライバーのひとりだから、最高のクルマに乗って最高の結果を出したいと、いつも思っているよ。でも今は移籍の話とか、全然考えていない。このチームで最高の走りをすることだけを考えている。公式コメントとかじゃなくて、本当にそう思ってるよ。アルファタウリ・ホンダでポールを取ったり、優勝できたりしたら、それはそれで最高じゃないか。
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7/4(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 結果 / レポート | |
7/6(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

