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「フェラーリF1は80馬力は向上させる必要がある」ベルガー、古巣の苦境は1、2年続くとの見解

2020年8月6日

 元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、フェラーリのメルセデスに対する遅れは非常に大きく、追いつくには1、2年かかると予想した。同チームから2020年末で離脱するセバスチャン・ベッテルについては、レーシングポイントへの移籍は悪い選択ではないが、自分としては引退を勧めるとも語っている。


 ベッテルが2021年にF1に残る唯一の選択肢は、レーシングポイント加入であると考えられている。チームオーナーのローレンス・ストロールは、ベッテルにオファーを出したと噂されている。


 レーシングポイントは来年からアストンマーティンとしてF1活動を行う。ベッテルが加入する場合、セルジオ・ペレスの後任となり、53回優勝、4度のF1タイトル獲得を果たした力でチームを力強く支えていくはずだ。


 ベルガーはトロロッソを共同所有していた2007年、ベッテルにとってF1で最初のフルシーズンを通して彼を指導した。ベッテルの苦境を見定め、助言を与えるのに適した人物だ。


「セバスチャンは4度の世界チャンピオンであり、あらゆることをうまく切り抜けてきた」とベルガーはドイツのウェブサイト『Sportbuzzer』に語った。
「私が助言を行うなら、引退を勧める」


 一方でベルガーは、ベッテルがF1を続けるのであれば、レーシングポイントは良い選択肢だと認めた。
「私はセバスチャンのことをとてもよく知っている。彼はサラブレッドのようなレーサーだ。彼はまたレースで優勝したいと思っている。今のレーシングポイントはぴったりだ」


「あのチームには、ペレスかランス・ストロールに表彰台を獲得させることができるマシンがある。セバスチャンくらいの力量を持つドライバーなら、表彰台を獲得し、メルセデスを倒すかもしれないし、少なくとも先頭集団で戦うと、私は考える」


「彼にとっては、フェラーリにいるよりも、状況はかなり改善すると思われる。従ってそれが現実的な代案となる。彼がその道を選ぶなら、それは理解できる」

2020年F1第4戦イギリスGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2020年F1第4戦イギリスGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

 1987年から1989年、1993年から1995年にフェラーリのドライバーを務めていたベルガーは、古巣の危難を気にかけている。


「そうなると思っていた」とDTMの代表を務めるベルガーはフェラーリの2020年の苦戦について語った。


「レギュレーションの範囲を超えるエンジンで昨年を走り、詳しいチェックを経たとすると、遅れをとるのは自然のことだ」


「稼いでいたタイムを失った。その結果、開発で追いつかなければならない。パフォーマンスレベルにおける遅れを解消するには、時間がかかるだろう」


「フェラーリは1秒を失った。それは50から60馬力にあたる。だがその前も、彼らはパフォーマンスの点でメルセデスに遅れを取っていた。従って70から80馬力の向上を目指していかなければならない」


「そのレベルになると、非常に難しい仕事になる。1年から2年がかりの仕事になるだろう」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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