F速

  • 会員登録
  • ログイン

【気になる一言】パンクのリスクを避けたレッドブル陣営「外されたタイヤには、50個程度の切り傷があった」

2020年8月4日

 F1第4戦イギリスGPのレース後にWEB会議システムで行われたレッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表の囲み取材は、マックス・フェルスタッペンに対する最後のピットストップについての、こんな質問から始まった。


「マックスはレース後の記者会見で、『最後にピットストップしたことを後悔していない』と言っていましたが、クリスチャン、あなたはどう思っていますか。後悔していませんか?」


 するとホーナーは「私も後悔していない」と即答し、その理由をこう説明した。


「タイヤ交換して外されたマックスのハードタイヤには、50個程度の小さな切り傷があった。つまり、それはコース上に散らばっていたデブリ(破片)を踏んだことを意味する」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第4戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


 それがどこにあり、だれの破片だったのかにはホーナーは言及しなかったが、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が50周目、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)が51周目、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が52周目にそれぞれタイヤのパンクに見舞われたという状況を考えると、47周目にマゴッツでフロントウイングを脱落させたキミ・ライコネン(アルファロメオ)の破片だったと思われる。


 したがって、36周走り続けたトレッド面が薄くなったハードタイヤから、ソフトタイヤに交換したチームの戦略は正しかったというのがホーナーの見解だ。


「もし、あのままマックスをステイアウトさせていたら、ボッタスやカルロス・サインツJr.、そしてルイスと同じ不運に見舞われていたかもしれない。つまり、2位を失う可能性があった」


 そして、ホーナーは「失ったものではなく、得たものに感謝する」と言い、この日のレースをこう振り返った。


「予選よりも少しギャップは縮まったけれど、依然としてメルセデスのほうがわれわれよりも速かった。そう考えれば、今日、勝利を逃したことは少々運がなかったと言えるかもしれないが、考えようによっては運があったといえるかもしれない。2位という結果を、コップの中に半分しか水が入っていないと考えるのか、まだ半分残っていると考えるのかということと同じことだ」


 もちろん、ホーナーにとって、イギリスGPの2位は、後者であることは間違いない。

2020年F1第4戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位獲得
2020年F1第4戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位獲得



(Masahiro Owari)


レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号